おすすめの本


『企業システム戦略』の構築・実践に役立つ本を、ご紹介いたします!

※以下のタイトルをクリックいただけば、気になる本を「amazon」で購入することができます。

◆開発戦略は「意思決定」を遅らせろ!
─トヨタが発想し、HPで導入、ハーレーダビッドソンを伸ばした
画期的メソッド「リーン製品開発」
稲垣 公夫
「どうつくるか」で差がつく時代は、もう終わった。

「圧倒的な開発力」を手に入れる方法。

効率4倍期間半減の「リーン製品開発」日本初の入門書。

例えば、「仕様の決定を遅らせ、複数の代替案を並行して走らせ続ける」
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このやり方と、「リーンソフトウェア開発(アジャイル)」を組み合わせれば、更に短期間で質のよいソフト ができるかもしれませんね。

通常のアジャイルでは、例えば、1週間毎に3回反復などして要件等を決めながらソフトを作りこんで行きます。アジャイルも要件等の決定を反復によって遅らせているわけですが、反復回数によっては決定までに時間がかかります。そこで、「リーン製品開発」のように3つの代替案を並行して1週間で走らせ、一気に要件を決めてソフトを作りこむ。

理論的には、3週間が1間に短縮されます。

しかも、ウォータフォールのように要件を最初に決定することによる手戻りも少なくなります。このやり方、採択されなかった代替案の検討は、一見、ムダ(コストアップ)に思えます。しかし、要件の変更は必ずある、そして、反復は必ずあるという前提に立てば、直列か、並列かの違いだけで、廃案になった代替案は、決してムダではなく、”ベストな決定をするための肥やし”である考えられます。

ただ、複数案を並行して走らせるのは、なかりハードですね。1案でも大変なのに。

◆ちえづくり―新しいインクスの革新手法 ものづくり企業の変革力を高める
インクス
内容(「BOOK」データベースより)
インクスは、通常のような「行動」「動作」の可視化は行わず、「判断」を可視化している。状況をどう「知覚」してどのように「解釈」し、どのようなやり方がいいのか「判断する」という暗黙的に行われている知恵を、みんなでわいわい対話するやり方で形式知へと変換する。特筆すべきは、判断の背景にある関係性を読む能力を顧客と一緒に組織内に作り上げていくことだ。“知識”“経験”“意志”を変革する「ウィズダム・エンジニアリング」。

【判断】に着目したプロセスの深堀、聞き取りのテクニックは、業務分析(DFD作成)に有効です。DFDに【判断】のプロセスを表現することで、通常処理と例外処理が明確化され、処理機能への展開漏れが無くなります。 また、分析の結果、【判断】があいまい(属人的)に行われている場合、 その部分は、仕組み(標準化)ができていないことがわかります。

判断材料、判断基準を明確化することで業務改善ができます。業務改善・仕組み確立したところからシステム化して下さい。 あいまいなプロセスは、コンピュータ化することはできません。なぜなら、アルゴリズムは次の3つで成るからです。
・逐次処理
・分岐(判断:条件判定/選択)
・繰り返し(繰り返すかどうかの判断)

本書では「知恵」は、「状況を読む力」と定義しており、プロジェクトにおける「状況を読む力」を判断に 着目しそのプロセスを解明できれば、有能なプロジェクトマネージャの知恵を形式知できるかもしれません。 それをコンピュータに実装すれば、プロジェクトマネジメントのエキスパートシステムです。

◆脳を攻略!最強のプレゼンテーション
吉田 たかよし
内容(「BOOK」データベースより)
プレゼンの目的は上手におしゃべりすることではない。プレゼンの勝敗は相手の脳をいかに攻略するかにかかっている。たとえば、脳は不安的な状態を嫌い、理解できないものは覚えない、相手の欲望の中枢を刺激しなければプレゼンは勝てない、などだ。アナウンサーの経験と医者としての立場から脳の機能に焦点を当てながら、ユニークなアプローチでこれまでになかった仕事で使えるワザを解説する。

著者は、医学博士であり脳の働きからプレゼンに勝つためのアプローチを解説しています。いわゆる、プレゼンのテクニック本ではありません。いうなれば、プレゼンにおける孫子の兵法、五輪書です。勝つためには、どうすれば良いかを徹底的に考えます。

どんなに素晴らしいプレゼンであっても、最後に相手を行動に移させることができなければ負けなのです。プレゼンの目的は、上手なプレゼンを披露することではないのです。そのことを、改めて認識させられます。本質的には、「人を動かす。」に通じるところですが、それを、脳の働きに焦点を当てたところがミソ。

人の欲望にはマズローの5段階(生理的欲求、安全の欲求、親和(所属愛)の欲求、自我(自尊)の欲求、自己実現の欲求)があります。プレゼンの相手が、どんな欲望を感じるのかがカギ。最高位の欲望は自己実現の欲望です。プレゼンの内容が、相手の自己実現の欲望を刺激できれば、勝てる確率は格段に高まるはずです。

◆「伝説の社員」になれ! 成功する5%になる秘密とセオリー
土井 英司
今の会社で「伝説」となるような付加価値を自分につければ、仕事を選べるようになるとのことです。そのためには、まずは自分を安く売れと著者は言います。安く売って、失うものが無い状態で失敗を沢山して学べと。
どうせ失敗するなら、「伝説」となるような失敗がいい。成功は、何度かの失敗と試行錯誤の後にやってくるのだそうです。そして、成功までの期間は9年とはっきり明言されています。

失敗を恐れずに、実験を繰返して「伝説」となるような成功を収めるというのは、「仕事は楽しいかね? 」(デイル ドーテン著)にも通じるような爽快感があります。今の職場や仕事で、思い悩んだ時には、開き直って経営者アタマになって”やりたいことをやる”。上司との軋轢も恐れない。こうすれば、独立のリスクを負わずに経営の勉強ができるわけです。
そして「伝説の社員」になれば、独立するも、より上位レベルの会社に転職するも、トップに上り詰めるも本人の自由。なんとも痛快なお話です。その秘訣は、学んだことを確実に実行することだそうです。学んだことを確実に実行し継続できる人は5%だから。

◆マネジメント改革の工程表
岸良 裕司
生産管理の安全在庫(バッファ)を、タイムマネジメントに応用して、プロジェクトバッファ(時間余裕)を持つことで、プロジェクトを不測の事態から守るというTOCのクリティカルチェーンを、日本に昔からある概念「サバ読み」を使って分かりやすく説明しています。
良くある解説本と違い、明日からでも即、やれそうなところが良いです。

これに、出来高管理(EVMS)を組合せて、出来高バッファを設ければ、コストマネジメントにも応用ができそうです。例えば、不測の事態に対処するためにコストかタイムか選択の岐路に立ったときに、出来高バッファの消費がより小さい選択肢を取ることで、納期とコストを全体最適にバランスを取りながらマネジメントできる可能性があります。

出版社/著者からの内容紹介
部署間の情報が断絶、誰も責任を取らない、ついに減収減益・・・そんな社内にはびこる「大企業病」に効く薬がこの本です。人が育ち、現場がよみがえる「ゆとり」の経営改革手法をオールカラーでわかりやすく解説。

・「会社生命をかけたプロジェクト」をいかに成功させるか
・人間関係を良好に保ったまま、納期を短縮して利益を出す方法
・プロジェクトを通して実行する、人材育成法・・・等

大企業から建設会社、行政、その他中小企業多数。導入先でことごとく成果を出してきた「会社が劇的に生まれ変わる工程表」を、むずかしい専門用語を使わずにイラストと図で解説しているので、誰もが即実践することができます。
経営改革の邪魔をする「会社の害虫」は、この本が退治します!

◆生き残るための生産管理マネジメント―A survival guide for planners and schedulers
Kenneth N.McKay
「第1章 現実を直視しよう」で書かれている工場の計画担当者の一日は、まさしく僕のことだ。どこで見ていたのだろう。。。それほど、リアリズムに溢れている。「第17章足を引っぱる面々」には、涙が出るほど笑った、そう涙が出るほどに。。。「第18章自殺行為」そう、僕は、もう何度、自殺しそこなっただろうか。「第20章終わりに」では、柔軟性と予測に欠ける生産管理には、誰も期待しなくなると手厳しい。その他の章では、MRPの限界とAPSによる問題解決を説く。しかし、基礎固めが大切で、効率化や生産性向上は後、APSを使うなど百年早いと叱咤激励される。
これからは、机にかじりついて、空想の世界でスケジュールチャートとにらめっこしているのは、よそう。現場へ行って、現場・現実・現物から活きた情報を収集・分析し、そこから危機を予測し、柔軟に変化できる生産管理へと進化してゆこう。そんな気にさせられた一冊だ。

ザ・ゴールのように面白く、ザ・ゴールよりも実践的だ。

◆MRPの理論と実践;生産管理のダイナミックシステム
レイトン・スミス 小島義輝 日本能率協会 1977
◆実践MRPシステム
吉田一章 日刊工業新聞社 1985
◆工場管理4月臨時増刊号:日本型MRP生産管理システム
(新システムは「かんばん方式」を超えるか?)日刊工業新聞 1984
会社の図書室にあったので、読み返してみました。これらの書籍は、ご覧のとうり非常に古いものです。1960年代にMRPの理論がアメリカで発祥し、1970年代にコンピュータで実現され、そして、日本に紹介され、こぞって製造業各社が導入を始めたことに書かれたものです。

おすすめしても、恐らく手に入らないものばかりだと思います。それを、あえて、ここに掲示するのは、基本に立ち返るということをいいたかったからです。これらの本に書かれている内容は、決して陳腐化してはいませんでした。基本に忠実に、愚直に、実直に、そして、弛まぬ改善と工夫をやっているなら、MRPは今でも、十分に有効です。

 最近、ERPというパッケージソフトが話題になっていますが、その基本設計は、MRPであることは、ご存知のとうりです。そして、MRPの限界も知られています。その限界をブレークスルーする理論としてTOCが出てきました。しかし、TOCは、MRPを置き換えるものではありません。

 MRPがうまくいかないからといって、ERPやTOCに飛びついてもしかたが無いと言うことです。また、MRPをやっておらず、品目一覧表なので手配をしているのに、いきなりERPなどを導入しても、MRPの理論を理解したうえでなければ、うまく回りません。それどころか、生産がストップする危険もあります。

 MRPの基本は、基準生産計画、部品表、在庫の3つのマスタデータをもとに、コンピュータを使って、計画主導型で、生産管理を行うものです。この3つのマスタは、90%以上の精度で正しいものとして、コンピュータは計算します。 そして、コンピュータの指示は、工場長の命令として、現場は忠実に従うように「躾」ができているでしょうか。

この基本を認識してマスタ整備や現場教育にに経営資源を投入している会社はどれだけいるでしょう。そのくせ、コンピュータで生産管理をやっているのに、いっこうに在庫が減らないとか、生産が安定しないとか、納期が守れないとか。。。コンピュータ・システムが悪いから、生産指示の精度が悪い、だから現場が信用せずに勝手に動く、そして生産が混乱するというようなことになっていませんか?

 確かに、MRPには、JITのように現場での変動を微調整する機能はありません。しかし、変動が多いことを理由に、基準生産計画の精度をあげることを諦めていないでしょうか。現場の能力を正確に把握することを怠っていないでしょうか。どうせ、精度良く計画しても、結局、崩されるのだからと。。。

コンピュータは、入力データの精度範囲内で、計算します。入力データの精度を補完したり、向上したりはしてくれません。
これは、コンピュータが世の中に出現してから普遍の原理原則です。例え、数百億円のERPでも同じです。この原理原則を理解せず、MRPがうまくいかないと騒ぎ立てるのは、本当に残念なことです。

◆逆説の技術戦略―タグチメソッドによるブレークスルー
田口 玄一、矢野 宏
品質が欲しければ、品質を測るな!

「逆説」とは、タグチメソッド(品質工学)が「品質を上げると、コストが上がる」という常識に対して、「品質を上げてもコストを上げない」ような技術であり、「改善するには、測定し分析せよ」という品質管理の常識に対して「品質が欲しければ、品質を測るな」とういう技術であるという意味。品質とコストは、これまでトレードオフの文脈で語られることが多かった。

しかし、この相反する要求を、同時に実現するのがブレークスルーだ。本書は、品質工学が、これまでの常識に反する発想で、品質向上とコストダウンを同時に実現する技術戦略であると書いています。4章は、具体例の報告が多く、専門外の人には退屈かも。「品質工学とは?」という素朴な疑問に応えるように構成されていますが、素地の無い人には理解できない禅問答のようなところも。逆に、品質工学の具体的なテクニックについては、あまり書かれていません。品質工学に興味があり、その本質や発祥の背景、将来方向などを知りたい人にはオススメです。

◆おはなしMT(マハラノビス・タグチ)システム―予測・推測の可能性を広げる品質工学手法
鴨下 隆志
家庭の幸福度を測るには?

「幸福な家庭は、どれも似たようなものだが、不幸な家庭は、いずれもそれぞれに不幸なものである。」あいまいなものに”ものさし”をあてて、定量化して予測・診断する技術であるMTシステムについて、わかりやすく解説している。

解説と言っても、4人の研究者が対談した内容を再構成したものであり、「おはなし」として読める。衣服の着心地や足浴の効果、製品の使いやすさ、人の潜在能力など身近な研究事例を通して、MTシステムのエッセンスを知ることができる。
入門書として書かれているが、ところどころで、品質工学の専門用語が突然出てくるので、あらかじめ、品質工学会のホームページで、予備知識を得ておくと良い。

企業システムを考える上で、予測・診断は重要な技術です。

◆このままで終わりたくない人が読む本 「人生リバイバルプラン」のススメ
西村 晃
内容(「MARC」データベースより) 会社に頼っていれば安定した生活とマイホームが手に入って将来は安泰という安全神話は崩壊し、会社中心の人生設計を自分や家族を中心にした人生設計に変える時がきた。転職・独立・副業など、「人生リバイバルプラン」を指南。

「このままで終わりたくない」というか「このままで終われるものなら、終わりたい」というのが本音です。しかし、時代がそうさせてくれそうもありません。企業のリソース(資源)として用済みになった後、産業廃棄物として捨てられてしまうかもしれないのです。そうならないために、人生のリバイバルプランを持ちましょうと言う本です。
◆「原因」と「結果」の法則
ジェームズ アレン
内容(「MARC」データベースより) ナポレオン・ヒル、デール・カーネギー、オグ・マンディーノなど、現代成功哲学の祖たちがもっとも影響を受けた伝説のバイブル。聖書に次いで一世紀以上もの間多くの人々に読まれつづけている驚異的なベストセラー、初の完訳。

「思い」は、全ての結果を決める、原因である。という強烈な、しかし、シンプルなメッセージです。望まない結果に対して、あれこれ原因を思い煩っているときに読むといいかもしれません。確かに、今のこの世界を形作っているのは、人の「思い」だという単純なことに気付きます。環境が悪いのではなく、「思い」が環境を作り出しているのです。それでも「俺は、お金持ちになりたいと思っているのに、お金持ちじゃない」と言いたいですよね。何故、思いが結果にならないのか、その答えも、本書には、書かれていますよ。
◆40歳からの仕事術
山本 真司
MBAがどうした!大人には大人のやり方がある

眠れる蓄積を活かす戦略とは−−−−−−−−−−

戦略とは捨てること。イメージで考える。新聞・雑誌・経営本の3悪追放。仮説検証はお尻から考える。などなど、一般のビジネス書とは一味違った戦略本です。
業務改革だのイノベーションだの戦略流行の昨今、コンサルタントでもないのに「戦略を立てろと言われても。。。」と思う40代の中堅サラリーマンも少なくないと思います。
この本の主人公も同じ。

その主人公に、コンサルタント会社に転職した元同僚のコンサルタントが赤提灯で、MBAなど不要というノウハウを伝授する形で話が進んでいくあたり、リアリティがあって面白い。
40代で無くとも、会社の中で業務改善などに携わるサラリーマンが頭をどのように使って戦略を立てていけばよいのか、そして、その戦略を、どのようにプレゼンテーションしていけばよいのか、CRMやSCMなどの3文字略語に頼った戦略ではない、地に足がついた戦略論が展開される。

ちなみに、「仮説検証はお尻から考える。」というのは、私が提唱する情報処理は「読み、書き、そろばん=入力、出力、処理」という考えで、まず、出力から考えることが重要という考えと同じです。つまり、お尻り=出力=目的やビジョンです。
◆能力構築競争
藤本 隆宏
自動車産業の現場に学ぶ もの造りの経営学

「もの造りは、設計情報の転写」という考え方。同じことを本に書いているエライ人がいるとは驚きました!

日本の自動車産業の強さは地道で愚直な能力構築競争にあるとし、ITにはその増幅作用があるが、それ自体では大きな影響力を 持たなかった。そして、21世紀にも地道な能力構築競争が原点であることにかわりはなく、それに戦略構想力を加えることが 必要という。

目指すは多方面の利害関係者をバランス良く満足させる「バランス型リーン生産方式」を実現した 「尊敬される企業」である。

「強くなければ生きていけない、優しくなければ生きている資格が無い」と。。。

また、過去に蓄積された能力を最大限に将来に活かすのは古今の戦略の基本だという。企業システム戦略の考え方にも通じるところがある。そして、まず足元を眺め日本にある「ベストプラクティス企業」から徹底的に学ぶことは、全ての努力の出発点ではなかろうかという結びの言葉に多きくうなずいてしまったのです。

既存システムをレガシと揶揄し、ERPだCRMだと最新式のITを導入すれば、それで会社が強くなると勘違いさせるような風潮に流されないようにしたい。
◆戦略「脳」を鍛える
御立 尚資
「定石」を知っているだけでは、勝てる戦略は作れない!
BCG(ボストン・コンサルティング・グループ)流 戦略発想の技術。

 「定石」だけをいくら覚えても、将棋や碁で実践に勝つことは出来ない。同じように、戦略論だけを学んでも「勝てる戦略」は作れない。 プラスアルファの能力が必要で、それをBCGでは「インサイト」と呼んでいる。「インサイト」とは、戦略を生み出すための「頭の使い方」 のことです。

 ユニークな戦略=定石+インサイト(スピード+レンズ)

  と定義し、それぞれ「スピード」(思考の回転を早くする)、「レンズ」(物の見方、捕らえ方)について、具体的な練習問題を絡めて 解説しています。
世の中には、多くの戦略本が出ていますが、それらを呼んでも、いざ実際に戦略を作ろうとすると「ハタ」と思考が停止してしまうと いうことは少なくありません。
本書は、戦略を作るための「頭の使い方」に焦点をあてた希少な内容で、実践的で、かつ、広く応用が利く内容です。
◆製造業のBOM(部品表)入門
Dave Garwood
売れる製品を売れるタイミングでマーケットに投入する方法とは・・・。
圧倒的な競争力をつける秘策とは・・・。
すべては製品構成情報管理、つまりBOM(Bills Of Material、部品表)にかかっている。BOMが製品の品質、ひいては企業の利益を左右する。今こそ基本に立ち返り、正確なBOMを構築することが一流の製造業への王道であり、近道だ。

製造業の経営者でありながらBOMについて知らないという人も多い。そのような場合、必要な経営資源(人・物・金)が割り当てられないため BOMの整備は、いっこうに進まない。そのような状況では、いくら最新のERPを導入しても、競争力どころか、ムダな在庫はいっこうに無くならない。コンピュータで生産管理をやるなら、BOM・在庫・生産計画の3つが90%以上の精度でデータ化されていなければならない。 本書は、そのためには、BOMを管理する組織はどうあるべきかというところまで踏み込んで教えてくれます。
◆要求仕様の探検学―設計に先立つ品質の作り込み
G.M.ワインバーグ
「保証印ゴキブリ退治器」、「欲しいものと必要なものは違う」、「間違った目的地に、早く到着しても意味がない。」「ブレーンブリザード」など、本当に、必要とされるものを見つけるにはどうするか、必要とされないものにムダな労力をつぎ込まないようにするにはどうするか、最小の投資で、最大の効果(満足)を得るためのノウハウが、ここにあります。
◆スーパーエンジニアへの道―技術リーダーシップの人間学
G.M.ワインバーグ
 1991年(20年前!)に出版され、私が30代に突入する時に読んだものです。当事、リーダになりたてで、リーダシップに関する本など読み漁っていた時にめぐり合った本ですが、大げさに言えば、人生の師となるような出会いでした。
他の数あるリーダシップ本とは一味も一味も違い、複雑な技術的課題を解くチームにおける真の”リーダシップ”モデルが提示されており、その深い洞察と示唆は、いまでも新鮮です。序文で「この本は、悟りのについての本である。」とワインバーグ氏は言っていますが、まだまだ、悟りを開いていないので新鮮です。
◆ライト、ついてますか―問題発見の人間学
G.M.ワインバーグ
この本には、何度も助けられています。特に、要件定義や運用段階での問題が発生した場合、「誰の問題か?それは、どこからきたのか?」の質問は、非常に強力で、この問いに答えるだけで、問題そのものが霧消するという経験を何度かしました。
”問題を問う(疑う)”ことは、学校の試験では許されないことでした。そのトラウマから、解き放ってくれたのが本書です。いきなり解こうとせず、まずは、問題を問い正してみる。それが、問題解決の第一歩であることを教えられました。
◆コンサルタントの秘密―技術アドバイスの人間学
G.M.ワインバーグ
人にアドバイスを求められることがあるなら、その瞬間、その人はコンサルタントです。しかし、人にアドバイスすることが如何に難しいかを教えてくれる本です。その上で、よりよいアドバイスを行うための洞察と示唆を与えてくれます。ワインバーグ氏、曰く、アドバイスを求めなていない人に、アドバイスをしてはならない。人が困っていると、すぐにアドバイスしたくなる人、要注意です。
◆コンサルタントの道具箱
G.M.ワインバーグ
この本は、コンサルタントの秘密の姉妹本の位置づけです。前著は、アドバイスを行い/受ける上での人間的・心理的な側面に焦点をあてたものですが、本書は、アドバイスを行う上での具体的なテクニックと道具について、書かれたものです。そうはいってもワインバーグ氏ですから、ウィットとヒューマニズムに富んだ内容で、見栄えの良いパワーポイントの作り方などというものではありません。
◆ソフトウェア要求管理―新世代の統一アプローチ
ディーン レフィングウェル
推薦の言葉 エドワード・ヨードン
石の問題
私の教え子の一人が、本書で議論している問題を「石」の問題だと言いました。彼女は、ある研究所でソフトウェアエンジニアとして働いていますが、しばしば「石を持ってきてほしい」というような要求を顧客からされるそうです。しかし、石を持っていくと、顧客はそれを見て、「確かに、それは石だが、私が本当にほしいのは小さな青い石だ」と言います。そこで、小さな青い石を持っていくと、今度は丸くて小さな青い石を要求してきます。
こんなことがシステム構築の現場では、日常茶飯事のように起きています。そして、コスト・納期を超過したプロジェクトは、全体の半分以上。「早く、安く、儲かるシステム」を構築するには、どのように要求をまとめれば良いのか、顧客にとっても有用な一冊です。
◆コンサルティングの悪魔
ルイス
日経コンピュータ[2003年5月19日号]でも、「コンサルティング会社に異議あり」として特集が組まれました。IT関連のコンサルティング会社がかかわったシステム開発プロジェクトで今,様々な問題が起こっているとのこと。

企業再建を請け負い、クライアントを助けるはずのコンサルタントたちは、逆にその弱点につけ込み、利用し、騙し、とんでもない利益をあげていた-。元コンサルティング会社社員が、業界の実態を暴露する。

本書に出てくる被害企業は、欧米の企業が多いが、時はリエンジニアリング(業務改革)の真っ只中。今、日本ではIT活用による経営改革が叫ばれている。これを追い風に、日本でもコンサルティング会社が台頭してきている。彼らを使いこなすか、食い物にされるかは、依頼側の心構え1つ。これから、コンサルタントを雇おうという会社は、ぜひ、本書を読まれることをお勧めしたい。
◆いつまでバグを買わされるのか
マーク ミナシ
バグは、まぎれもなく欠陥だ!品質を軽視し消費者を騙す、パソコンソフト業界の傲慢を、著名な業界ジャーナリストが厳しく追及する。
***私たちソフトウェアの消費者が商品について、「泣き寝入り」することはない!***
その具体的な、対抗手段も書かれていて心強い本です。
◆バランス・スコアカード―新しい経営指標による企業変革
ロバート・S.キャプラン, デビッド・P. ノートン
本書のバランス・スコアカード(BSC)は、工業化時代の次に到来するであろう情報化時代の競争優位を獲得するための新しい業績評価システムである。ポスト工業化時代に向けたアメリカ屈指の大学教授と国際的コンサルタントによる新しい業績評価システムに関する一種の知的旅行で、わが国の実務やその研究に多くの刺激を与えてくれる。

財務的視点、顧客の視点、社内ビジネス・プロセスの視点、学習と成長の視点の4つの視点に基づく新しい業績評価システム「バランス・スコアカード」の役割と実践を解説。

BSCの初期の本なので、他に実践図書を読まないと実用は難しい。特に、戦略と「学習と成長の視点」での業績評価をリンクさせるのは難しい。最近は、成果主義を導入する会社も出てきているが、必ずしも上手く機能していない。
◆V字回復の経営
三枝 匡
本書のストーリーは、事業再建を専門にするコンサルタントである三枝が、過去にかかわった日本企業5社の事業改革を題材にしたもの。ストーリーはノンフィションとフィクションの間、つまり5社での体験を素材に、どの企業にもあてはまる「経営改革のモデル・ストーリー」を構成したものである。
リアリズムがあって、共感できるところが多い。ただ、この本に出てくる改革リーダが、そうはいないのが問題か?しかし、経営者にとっては、元気の出る本であることは、間違いない。
◆ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル
照屋 華子 , 岡田 恵子
本書は、コンサルティング会社であるマッキンゼーのエディターとして活動している著者が、「ロジカル・コミュニケーション」の新しい手法について述べたものである。そのポイントは、話の重複や漏れ、ずれをなくす技術である「MECE(ミッシー)」と、話の飛びをなくす技術である「So What?/Why So?」を身につけることである。
たったこの2つをベースにした、論理構造を覚えるだけでよいので、実用的。

売込みや交渉において、「7つの習慣」の1つ「理解してから理解される」(感情移入のコミュニケーションの原則)と併用すれば、心強い見方になってくれる。
◆SEのためのMRP
鳥羽 登
生産管理の知識が少ない SE が必要最小限の生産管理の知識を学びながら MRP(所要量計算)を理解できるようにまとめた解説書.◆項目 在庫管理 スケジューリング 部品展開 生産管理の基準マスター MRP システム化

製造業のシステム担当者は必読の書です。部品表は、マスター中のマスタ。これが分からないとはじまりません。

◆仕事は楽しいかね?
デイル ドーテン
仕事で行き詰まっとき、アイデアが煮詰まった時、ぜったいオススメの一冊です。また、オンリーワン、よりよき人生を楽しくおくるのには、日々どのように考えたらよいかをおしえてくれます。 “試してみることに失敗はない”のだ。とか、「新しいアイデアというのは、新しい場所に置かれた古いアイデア」という言葉は、ほんとうに目から鱗が落ちます。 ほんとうに目から鱗が落ちます
◆10センチの思考法
京谷好泰
 リニアモーターカーの生みの親が綴った独自の思考法。車輌を10センチ浮かせて走る。 時速500キロ。私につけられたあだ名は「ミスター・カルウセー」リニアを浮上させたもの。  それは覚えやすい数字と分かりやすい言葉