【企業システム戦略】

◆標準とレビューに基づくプロジェクト品質の安定化と向上

要約
 不確実性の時代、ITプロジェクトは多くの危険にさらされている。危険は、品質 ・コスト・納期だけでなく、スコープやコミュニケーション、組織管理や調達管理な どプロジェクトのあらゆる分野に潜んでいる。これらの危険を早い段階で予知し、予 め対策を考えておくのがリスク管理である。 しかし、危険予知を属人的能力に頼っていると、予知に漏れが生じるという大きな 危険がある。予知できない危険は、管理しようが無いからである。そこで標準をプロジェクト活動の基軸とし、チェックリストを使用したレビューにより、 危険予知を組織的かつ効果的に行い、プロジェクト品質の安定化と向上を図った。その結果、計画期間内でのシステム実用化率は60%から80%程度に向上し、全てのプロジェクトで投資対効果(ROI)は100%を超えた。

目次
1.はじめに
2.システム開発標準
3.チェックリストによるレビュー
4.プロジェクト品質の安定化と向上
5.取り組み成果
6.今後の課題
7.おわりに

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