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企業システム戦略におすすめ!書籍14選

書籍

企業システム戦略を実践し、システム開発で成功するために読むべき、おすすめの本を紹介します。

◆開発戦略は「意思決定」を遅らせろ!

◆開発戦略は「意思決定」を遅らせろ!
トヨタが発想し、HPで導入、ハーレーダビッドソンを伸ばした画期的メソッド「リーン製品開発

稲垣 公夫
 このやり方と、「リーンソフトウェア開発(アジャイル)」を組み合わせれば、更に短期間で質のよいソフト ができるかもしれませんね。通常のアジャイルでは、例えば、1週間毎に3回反復などして要件等を決めながらソフトを作りこんで行きます。アジャイルも要件等の決定を反復によって遅らせているわけですが、反復回数によっては決定までに時間がかかります。そこで、「リーン製品開発」のように3つの代替案を並行して1週間で走らせ、一気に要件を決めてソフトを作りこむ。理論的には、3週間が1間に短縮されます。

しかも、ウォータフォールのように要件を最初に決定することによる手戻りも少なくなります。このやり方、採択されなかった代替案の検討は、一見、ムダ(コストアップ)に思えます。しかし、要件の変更は必ずある、そして、反復は必ずあるという前提に立てば、直列か、並列かの違いだけで、廃案になった代替案は、決してムダではなく、”ベストな決定をするための肥やし”であると考えられます。

ただ、複数案を並行して走らせるのは、なかりハードですね。1案でも大変なのに

◆要求仕様の探検学―設計に先立つ品質の作り込み

◆要求仕様の探検学―設計に先立つ品質の作り込み

G.M.ワインバーグ
 1991年(20年前!)に出版され、私が30代に突入する時に読んだものです。当事、リーダになりたてで、リーダシップに関する本など読み漁っていた時にめぐり合った本ですが、大げさに言えば、人生の師となるような出会いでした。
他の数あるリーダシップ本とは一味も一味も違い、複雑な技術的課題を解くチームにおける真の”リーダシップ”モデルが提示されており、その深い洞察と示唆は、いまでも新鮮です。序文で「この本は、悟りのについての本である。」とワインバーグ氏は言っていますが、まだまだ、悟りを開いていないので新鮮です。

◆ライト、ついてますか―問題発見の人間学

◆ライト、ついてますか―問題発見の人間学

G.M.ワインバーグ
 人にアドバイスを求められることがあるなら、その瞬間、その人はコンサルタントです。しかし、人にアドバイスすることが如何に難しいかを教えてくれる本です。その上で、よりよいアドバイスを行うための洞察と示唆を与えてくれます。ワインバーグ氏、曰く、アドバイスを求めなていない人に、アドバイスをしてはならない。人が困っていると、すぐにアドバイスしたくなる人、要注意です。

◆コンサルタントの道具箱

◆コンサルタントの道具箱

G.M.ワインバーグ
 この本は、コンサルタントの秘密の姉妹本の位置づけです。前著は、アドバイスを行い/受ける上での人間的・心理的な側面に焦点をあてたものですが、本書は、アドバイスを行う上での具体的なテクニックと道具について、書かれたものです。そうはいってもワインバーグ氏ですから、ウィットとヒューマニズムに富んだ内容で、見栄えの良いパワーポイントの作り方などというものではありません。

◆ソフトウェア要求管理―新世代の統一アプローチ

◆ソフトウェア要求管理―新世代の統一アプローチ

ディーン レフィングウェル
推薦の言葉 エドワード・ヨードン
石の問題
 私の教え子の一人が、本書で議論している問題を「石」の問題だと言いました。彼女は、ある研究所でソフトウェアエンジニアとして働いていますが、しばしば「石を持ってきてほしい」というような要求を顧客からされるそうです。しかし、石を持っていくと、顧客はそれを見て、「確かに、それは石だが、私が本当にほしいのは小さな青い石だ」と言います。そこで、小さな青い石を持っていくと、今度は丸くて小さな青い石を要求してきます。

 こんなことがシステム構築の現場では、日常茶飯事のように起きています。そして、コスト・納期を超過したプロジェクトは、全体の半分以上。「早く、安く、儲かるシステム」を構築するには、どのように要求をまとめれば良いのか、顧客にとっても有用な一冊です。

◆コンサルティングの悪魔

◆コンサルティングの悪魔

ルイス
 企業再建を請け負い、クライアントを助けるはずのコンサルタントたちは、逆にその弱点につけ込み、利用し、騙し、とんでもない利益をあげていた。元コンサルティング会社社員が、業界の実態を暴露する。
本書に出てくる被害企業は、欧米の企業が多いが、時はリエンジニアリング(業務改革)の真っ只中。今、日本ではIT活用による経営改革が叫ばれている。これを追い風に、日本でもコンサルティング会社が台頭してきている。彼らを使いこなすか、食い物にされるかは、依頼側の心構え1つ。これから、コンサルタントを雇おうという会社は、ぜひ、本書を読まれることをお勧めしたい。

◆いつまでバグを買わされるのか

◆いつまでバグを買わされるのか

マーク ミナシ
 バグは、まぎれもなく欠陥だ!品質を軽視し消費者を騙す、パソコンソフト業界の傲慢を、著名な業界ジャーナリストが厳しく追及する。
私たちソフトウェアの消費者が商品について、「泣き寝入り」することはない!
その具体的な、対抗手段も書かれていて心強い本です。

◆バランス・スコアカード―新しい経営指標による企業変革

◆バランス・スコアカード―新しい経営指標による企業変革

ロバート・S.キャプラン, デビッド・P. ノートン
 本書のバランス・スコアカード(BSC)は、工業化時代の次に到来するであろう情報化時代の競争優位を獲得するための新しい業績評価システムである。ポスト工業化時代に向けたアメリカ屈指の大学教授と国際的コンサルタントによる新しい業績評価システムに関する一種の知的旅行で、わが国の実務やその研究に多くの刺激を与えてくれる。
財務的視点、顧客の視点、社内ビジネス・プロセスの視点、学習と成長の視点の4つの視点に基づく新しい業績評価システム「バランス・スコアカード」の役割と実践を解説。
BSCの初期の本なので、他に実践図書を読まないと実用は難しい。特に、戦略と「学習と成長の視点」での業績評価をリンクさせるのは難しい。最近は、成果主義を導入する会社も出てきているが、必ずしも上手く機能していない

◆製造業のBOM(部品表)入門

◆製造業のBOM(部品表)入門

Dave Garwood
 売れる製品を売れるタイミングでマーケットに投入する方法とは・・・。
製造業の経営者でありながらBOMについて知らないという人も多い。そのような場合、必要な経営資源(人・物・金)が割り当てられないため BOMの整備は、いっこうに進まない。そのような状況では、いくら最新のERPを導入しても、競争力どころか、ムダな在庫はいっこうに無くならない。コンピュータで生産管理をやるなら、BOM・在庫・生産計画の3つが90%以上の精度でデータ化されていなければならない。 本書は、そのためには、BOMを管理する組織はどうあるべきかというところまで踏み込んで教えてくれます。

◆戦略「脳」を鍛える

◆戦略「脳」を鍛える

御立 尚資
 「定石」を知っているだけでは、勝てる戦略は作れない!
BCG(ボストン・コンサルティング・グループ)流 戦略発想の技術
 「定石」だけをいくら覚えても、将棋や碁で実践に勝つことは出来ない。同じように、戦略論だけを学んでも「勝てる戦略」は作れない。 プラスアルファの能力が必要で、それをBCGでは「インサイト」と呼んでいる。「インサイト」とは、戦略を生み出すための「頭の使い方」 のことです。
ユニークな戦略=定石+インサイト(スピード+レンズ)
  と定義し、それぞれ「スピード」(思考の回転を早くする)、「レンズ」(物の見方、捕らえ方)について、具体的な練習問題を絡めて 解説しています。
世の中には、多くの戦略本が出ていますが、それらを呼んでも、いざ実際に戦略を作ろうとすると「ハタ」と思考が停止してしまうと いうことは少なくありません。
本書は、戦略を作るための「頭の使い方」に焦点をあてた希少な内容で、実践的で、かつ、広く応用が利く内容です

◆マネジメント改革の工程表

◆マネジメント改革の工程表

岸良 裕司
 生産管理の安全在庫(バッファ)を、タイムマネジメントに応用して、プロジェクトバッファ(時間余裕)を持つことで、プロジェクトを不測の事態から守るというTOCのクリティカルチェーンを、日本に昔からある概念「サバ読み」を使って分かりやすく説明しています。
良くある解説本と違い、明日からでも即、やれそうなところが良いです。
これに、出来高管理(EVMS)を組合せて、出来高バッファを設ければ、コストマネジメントにも応用ができそうです。例えば、不測の事態に対処するためにコストかタイムか選択の岐路に立ったときに、出来高バッファの消費がより小さい選択肢を取ることで、納期とコストを全体最適にバランスを取りながらマネジメントできる可能性があります。

◆生き残るための生産管理マネジメント

◆生き残るための生産管理マネジメント―A survival guide for planners and schedulers

Kenneth N.McKay
「第1章 現実を直視しよう」で書かれている工場の計画担当者の一日は、まさしく僕のことだ。どこで見ていたのだろう。。。それほど、リアリズムに溢れている。「第17章足を引っぱる面々」には、涙が出るほど笑った、そう涙が出るほどに。。。「第18章自殺行為」そう、僕は、もう何度、自殺しそこなっただろうか。「第20章終わりに」では、柔軟性と予測に欠ける生産管理には、誰も期待しなくなると手厳しい。その他の章では、MRPの限界とAPSによる問題解決を説く。しかし、基礎固めが大切で、効率化や生産性向上は後、APSを使うなど百年早いと叱咤激励される。
 これからは、机にかじりついて、空想の世界でスケジュールチャートとにらめっこしているのは、よそう。現場へ行って、現場・現実・現物から活きた情報を収集・分析し、そこから危機を予測し、柔軟に変化できる生産管理へと進化してゆこう。そんな気にさせられた一冊だ。
ザ・ゴールのように面白く、ザ・ゴールよりも実践的だ。

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