変革に対する抵抗勢力は巻き込むのが得策です。一方的に力でねじ伏せるようなことをすれば、必ず将来に禍根を残します。 多くの利害関係者が存在し、利害関係者間での衝突が、様々な場面で発生します。組織内の多様なものの存在を認め、化学反応を起こすことが国(企業システム)を強大にします。
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●企業システム戦略 孫子の兵法 謀攻篇 その1
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「兵を用いる法は、国を全うするを上と為し、国を破るは之に次ぐ」
戦争のやり方としては、敵国を存続させて勝つのが上で、敵国を破滅させてしまうのは、二の次である。
そもそも戦争は何のために行うのかという大義名分は、領土を広げ、国を治めるためにおこなうのであるから、敵国の民や資源を破滅させてしまっては、意味が無い。
それでは、単なる殺戮に過ぎないのです。
また、敵国を破滅させようとすれば、”窮鼠猫を噛む”の例えにもあるように相手も死に物狂いで、対抗してきます。
そうなれば、自国もそれなりの痛手を覚悟しなくてはなりません。
そこで、孫子が”上”とするのは、戦わずして勝つ。すなわち、自国も敵国も必要以上の痛手を被らずに、敵国を屈服させ傘下に収めることなのです。
現代の厳しい市場競争でも同じようなことが言えます。
市場から他社製品を全て排除してしまうようなやり方は、”独占禁止法”に抵触しますし、市場からも受け入れられません。
共存共栄が原則なのです。
社内のプロジェクトや変革、システム構築などでは、いっそう重要な考え方となります。大きなプロジェクト、変革、システム構築になればなるほど、抵抗勢力も大きくなりがちです。
しかし、そのような抵抗勢力を一方的に力でねじ伏せるようなことをすれば、必ず将来に禍根を残します。
抵抗勢力とも十分に腹を割って意見を交換し、理解を得る努力を怠ってはいけません。むしろ、抵抗勢力が一旦、理解を示せば、逆に強力な推進役を買って出るというケースも少なくありません。
システム構築などで、ベテランが反対するケースなどでも配慮が必要です。
ベテランが反対するのは、単に仕事のやり方が変わることに抵抗している場合と、システム化の弊害をしっかり見抜いていて反対している場合とがあります。
いずれにしても、ベテランの反対意見を無視して、システム構築を強行しても、最終的な運用段階で躓きます。
なぜなら、現場としては頼りになるベテランが、システムを使うことに難色を示せばシステムが使い辛くなるからです。
ですから、反対派のベテランを打ち破るのではなく、むしろ、キーマンとして経験を活かし、システムに前向きに取り組んでもらうほうが、現場にスムーズにシステムを展開できます。
その他にも、システム構築には多くの利害関係者が存在し、利害関係者間での衝突が、様々な場面で発生します。
ユーザとシステム部門での目的意識や要件に対する見解の相違、発注側と受注側での仕様変更かバグかの見解の相違などなど。
いずれの衝突においても、相手を打ち破って勝ち誇ったところで良いシステムにはなりません。組織内の異質なものを、反動分子として排除してしまうのは簡単です。
しかし、異質なものの存在を認め、全うさせることで、それをテコに化学反応を起こして、組織を活性化するとか、イノベーションの原動力にするとか、そういったことが国(企業システム)を強大にするのです。
そのためにも、企業システム戦略家には“巻き込み力”が必要です。
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