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●企業システム戦略 五輪書 水之巻 太刀の道という事
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「太刀の道筋を知ると言うのは、二本の指で振る時にも、どのように振るべきかをよく知っておけば、自由に振れるものだ。
早く振ろうとするから、太刀の道筋に逆らって、自由に振れなくなる。そのようなふり方は「小刀きざみ」といって、人を斬ることはできない。
太刀を打ち下げては、上げやすいほうに上げ、横に振っては、横にもどしやすい方へもどし、いずれにしても大きく肘をのばして、強く振ることが、太刀の道也。」
私は、太刀を振ったことはありませんが、これと同じことをテニスでサーブの練習をするときに経験しました。
ラケットを握って力任せに振っていたときは、妙に不自然な感じで安定しなかったのですが、指導者から、ラケットを二本指で摘んで素振りをするように言われました。
すると、ラケットの動きがスムーズになり、力みが無くなったのです。ラケットを自由に振ろうとして、かえってラケットの動きを妨げていたわけですね。
何事にも大きな流れ(道筋)と言うのがあると思います。
その流れに逆らって、小手先だけで、手っ取り早くなんとかしようともがけばもがくほど、不自由になるものです。
システムを設計するときなども、現状の業務プロセスをヒアリングして、プロセス・フローなどを描くことがあります。
そのような時に、不自然に思うようなプロセスをよくよく分析してみると、組織の壁や制約に縛られていたり、古い慣習に縛られていたりと、大きな流れに逆らっていることがあります。
その根本原因を取り除いて、新しくプロセスを再構築してみるとスッキリと、スムーズな流れになり、業務担当者もストレスが解消され自由になります。
システムというのは自然に安定的な方向に向かうものですが、何らかの無理がかかっていると、不安定な状態で自由が利きません。
システム屋として、この「不自然さ」を見分ける目や嗅覚と言うのは大切だと思います。ものごとの「道筋」(本来のあるべき姿、本質)を見抜く目とでも言いましょうか。
さらに、企業内だけでなく、企業間のサプライチェーンを見ても、同じような流れ(道筋)があります。サプライチェーンがうまく機能している場合には、そこには大きな淀みの無い流れがあります。無理な力もかかっていません。
逆に、流れが悪い場所は、なんらかの制約や無理がかかっており、大きく強い流れではなく、何かしら、小手先の小技でムリムリにつないでいるようなところがあります。その場合は、流れが滞って、不自由になっています。
大きく、淀みの無い(価値の)流れを作るには、やはり企業間に存在する古い慣習や制約などを取り除く必要があります。
流れができてくると、ムダな力がいらなくなり自由が利くようにもなります。ちょうど、二本指で太刀を振るように。
とはいっても、実際には、そう簡単ではありません。夏目漱石が言うように「知に働けば角が立つ、情に竿させば流される」無理は分かった上で、スムーズに流せないこともあります。
しかし、そういう時こそ、「小刀きざみ」に手っ取り早く、問題を片付けるのではなく、大きく肘をのばして、強く振ることが、太刀の道(本筋)です!
小手先の関係には労力がいりますが、大いなる関係は楽ですからね。
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