用意周到の上でやるときはやる！「風林火山」

美味しい水をお探しですか？
定額制だからお水は使い放題！全て“月額料金”にコミコミ！
利用料金は業界最安値！

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●企業システム戦略　孫子の兵法　軍争篇　その３
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「故に諸侯の謀を知らざる者は、予じめ交わること能わず。山林、険阻、沮沢の形を知らざる者は、軍を行ることあたわず。郷導を用いざる者は、地の利を得ること能わず。

故に兵は詐をもって立ち、利をもって動き、分合をもって変をなすものなり。

故にその疾きことは風のごとく

その徐かなることは林のごとく

侵掠することは火のごとく

動かざることは山のごとく

知りがたきことは陰のごとく

動くことは雷霆のごとし

郷を掠めて衆を分かち、地を廓めて利を分かち、権を懸けて動く。迂直の計を先知する者は勝つ。

これ軍争の法なり。」

諸国の謀略を知らずに、事前の交渉はできない。山林・険地・沼沢の地形を知らずに行軍してはならない。地元の案内役を用いなければ、地の利は得られない。

戦いは、敵の裏をかき、利をもって行動し、分散集合によって、変化するものである。

すなわち、風のように早く進軍し

林のように静かに待機し

燃え広がる火のように侵攻し

山のように居座って動かず

陰のように存在を知られず

雷鳴のように突然に動くのである

郷を襲撃しては部隊に分け、領地を拡大し利を分かち、権について良く考えて動く。

迂直の計を先に知っている者が勝つ。これが軍争の法である。

諸般の事情を知らずして、契約ごとは危険ですし、現地の状況を知らずして、進むことはできません。現場の声を無視して、まともな改善はできません。

戦略を以って、利益を重視して行動し、分散したり統合したりして、柔軟に変化すること。

サーバの世界も、メインフレームから分散化、そして、また統合化へと変化しています。

分散か統合か、惑わされることなく、諸般の事情や状況に応じて、ビジネス上の利（価値）を最大化するために、何が最適かを考えて柔軟に変化することです。

そして、風林火山のごとく、やるときには素早くやる、静観するならチョロチョロ色気を出さない。

諸般の事情や現場を知らず、広告や成功事例にフラフラと目を奪われて、無駄な投資をするのは、よしましょう。

そして、効果を確認したら、横展開は一気に、もたついていては、効果が半減です。もちろん、何らかの障害はあるでしょうが、多少のことには動ぜず、

抵抗勢力には動きを悟られぬよう、一瞬の閃きを以って立ち上げるのです。

得られた成果は、利害関係者で分かち合いましょう。管理は、適度に分散してリスクを軽減します。どのような単位で仮想化し、統合するのか、分散と集中を検討し適切に配置しましょう。

ようするに、迂直の計を先んじて知る者が勝つのです。迂直の計。。。さまざまな打ち手。

これを先んじて知る者が勝つのは、当然と言えば当然。

しかし、そのような打ち手が次から次へと出てくるようになるのは、一朝一夕にはいかないものです。

ですから、先んじるには、一人ではなく二人、二人より三人、三人寄れば文殊の知恵。

これを実践する場が、レビューなのです。個人の力ではなく、組織力で迂直の計に先んじることです。

三人以上集まってレビューしても、自己チェックとさほど違いが無いという場合は、レビューのやり方、特にファシリテーションと参加者のモチベーションやチームビルディングに問題があります。

モチベーションやチームビルディングにより効果的にレビューが組織化され、有効なファシリテーションのもと、さまざまな修羅場を経験した有識者のノウハウを、組織の知として、共有し活用することで、迂直の計に先んじて、困難なプロジェクトに勝つ。

モチベーションやチームビルディングには、単なるセレモニではない、大義名分が必要です。

大義名分・・・なぜ、レビューをやるのか。（なぜ、、、ですか？）

有効なファシリテーションのトリガになり得るのが、５Ｗ２Ｈ、ＰＭＢＯＫやデザインパターンなど、
囲碁や将棋の定石とも言えるものです。

これらを知らずして、迂直の計に先ずることは、難しいのです。また、これだけを知っていても不十分です。

ＰＭＢＯＫやデザインパターンの裏側まで読んで、独自の視点や工夫を引き出すようなファリテーションが最高です。すなわち、”守破離”です。

組織的にレビューを繰り返すことで、守破離のステップで、迂直の計に先ずることが物事を成功裡に修める法です。