2023-04

兵法

目的達成の手段は最優先で頭を使い、力に訴えるのは最後の最後

目的達成の手段には優先順位があり、最上の戦略家は、まず謀略を図り、次に交渉し、次に軍隊で攻め、最後の最後に城を攻める。目的は国を治めることであり、戦う事ではありません。システム構築も手段の一つであり、目的は改善です。まずは頭を使って知恵を絞るのが最優先です。
五輪書

日々、忙しい中でも心の持ち方について道理を極め、不動の心を持てるように十分な工夫が必要

自分とは全く正反対のこともよく知り、相手の立場に立って物事を見、水のように心の内、濁らず、広く、広い視野で考えることが大切。知恵も心も切磋琢磨して、損得や善悪をわきまえ、さまざまな道を知ること。日々、忙しい仕事に追われている中でも、心の持ち方について道理を極め、不動の心を持てるように十分な工夫が必要。
五輪書

システム障害時の心構えで一番重要なのは、平常運転の時と変わらぬ「平常心」で臨むこと

システム障害時の心構えで一番重要なのは、平常運転の時と変わらぬ「平常心」で臨むこと。宮本武蔵は五輪書の水之巻で、平常心とはどのような心の持ち方かを「水」を手本に説明しています。きつくひっぱらず、少しもたるまず、心の偏らぬように、心を真ん中に置き、こころを静かにゆるがせて、そのゆるぎのせつなも、ゆるぎやまぬようにと。
五輪書

変化に柔軟に対応できるシステムのあるべき姿は、水に学べ!

不確実で先の読み難いVUCAの時代、変化に柔軟に対応できるシステムのあるべき姿は水に学ぶこと。宮本武蔵は五輪書の中で、その点を「水之巻」として著しました。二天一流(二刀流)は型に囚われない、状況に応じて柔軟に変化する姿勢を水を手本にしています。
セキュリティ

BCPでシステム障害時に考えるべき重要ポイント

システム障害時にできるかぎり損失を抑えて事業継続するには、システム障害を切り離して影響範囲を局所化するのが有効です。 兵法三十六計 敵戦の計 第十一計 李代桃僵(りだいとうきょう) 損害を受けざるを得ないときには、不要な部分を犠牲にして、全体の被害を少なく抑えつつ勝利するように図る戦術。