2025-07

孫子

智者の思慮は、必ず利と害との両面をつき混ぜて洞察する。

物事は利害、表裏、光と影、2面性を持っている。そのことを忘れずに常に両面から考察できるのが知恵者。変革による害は何か、害を被る人は誰か、例外事象は何か等を事前に考慮した要件定義や設計ができる人が賢者。そのために有効な手段がドキュメントレビューと危険予知。
五輪書

相手の身に成り代って考えてみるということ

利害関係者を理解するために相手の立場に立って考えるというのは、相手の身に成り代って考えてみるということ。単に相手の立場になったつもりではなく、真に相手の身になり替わって考えるには、具体的にリアルなイメージを描くことが必要だ。
孫子

ダイナミックな変化へのリスクに対応せよ!

ダイナミックな変化のリスクに精通したリーダは、要員の用い方を知るものである。そうでないリーダは、計画が分かっていても、実行において成功することはできない。要員を統治して変更管理やリスク管理を知らない者は、失敗パターンが分かっていても要員を用いることはできない。
DX

まず成果が出る領域から 最初は失敗を避けるのが懸命

「2025年版ものづくり白書」などから日本の製造DXで成果の出る領域が明確になってきた。成功する企業の共通点も分ってきた。それなら、あえて失敗するようなことをせずに、まず成果が出る領域から取り組むのが良い。成果が出れば続ける気にもなる。継続は力なり!
五輪書

バランスを崩したときは、変革の好機

バランスを崩したタイミングを捉えて一気に行動を起こせば成功する場合がある。何か変化を起こそうと思うときには、崩れたところを狙うのが良い。企業改革なども崩れた時を狙って、すかさず追い討ちをかけるように一気に強烈に行うことで成功している企業が少なくない。
孫子

「やらないほうが良い」ことは、回避してやらないほうが良い

道には通ってはならない道がある。敵軍には攻撃してはならない敵軍がある。城には攻めてはならない城がある。土地には争ってはならない土地がある。君命には受けてはならない君命がある。このように「やらないほうが良い」ことは、回避してやらないほうが良い。
DX

DX三種の神器 無いものねだりはやめにしよう!

DXの成功事例でよく出てくる成功要因が3つ、三種の神器がある。経営層のリーダシップ、現場の協力、コンサルタントだ。確かにこれらが揃えば成功するだろうが、いつまでも無いものねだりをして失敗理由にしても始まらない。これらが無くてもDXを進めるには?