IT投資やDX、次々と出てくる施策。世の中の動きに乗り遅れたり、他社に後れを取りたくはありませんね?かといって無駄な投資はしたくないのでは?では、いったいどこから手を付けたらいいのでしょうか?孫子は言う、無防備なところを攻め、不意を突くのが勝つ道だと。
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孫子の兵法 始計篇 その9 その無備を攻め、その不意に出ず
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「その無備を攻め、その不意に出ず、
これ兵家の勝にして、先には伝うべからざる」
相手の無防備なところ攻め、不意を突く、
これこそが戦いにおいて勝つところで、
最初に伝えてはならない。
戦いは、所詮、騙し合いと看破し、
その具体的なところをいくつか列挙しました。
とどのつまりは、
不意を突いて、無防備なところを攻めるが勝ちというわけです。
このような手段を取る必要のないほど資金や人材が潤沢なら、いきなり全社プロジェクトを立ち上げ大々的に進めるのもよいでしょう。
しかし、兵力の小さなものが、大きなものを相手にするならば、こういった頭の柔らかさと狡猾さがないとなかなか勝てないと思います。ニッチ戦略やブルーオーシャン戦略にも言えるところです。
調査では、DXを進めたいが人材が大幅に不足しているとする企業が大半です。だからといって大金をはたいてM&Aでデジタルスキルを手に入れたり、デジタル人材を採用できますか?
また、例え資金や人材が豊富でも、ものは考えようで、組織を活性化させたり、ブレークスルーが必要なDXなどでは、無防備なところ、思い切って不意をつくような施策から手を付けるのが効果的で早く成果を得られます。
市場動向、人材採用、設備投資、業務プロセス、情報システム...etc
いままでの常識を疑ってみましょう。
当たり前、常識と思っているところに、無防備はありませんか?
そここそ、不意を突いて攻め、まず手を付けるところです。
例えば、デジタル技術を活用して、
出張申請画面にグーグル・マップや予約サイトを組み込んで、行き先を指定したら、そこまでの最短経路を検索して、その旅費を自動で計算、旅券とホテルの予約も行うというのはいかがでしょう。
出張のたびに各個人がバラバラに経路やホテルを探索して予約するより、検索や予約の手間も減りますし、常に最適化された経路やホテルが予約できるので出張経費が最適化されると思いませんか?
顧客向けサービスなどでも、あっ!と驚くような不意を突くサービスというのは、時にカンフル剤として使われることがあります。
いい意味で期待を裏切り、新鮮さを演出するわけです。
いずれにしても、不意を突くわけですから、先に伝えてしまっては、効果がありませんね。
同じような考え方が、武蔵の五輪書では「火之巻 山海の変りという事」にあります。
そして、”負けない”ためには、
不意を突かれ無防備を攻められないようにしましょう!
そのためには、心と視野を広く持ち、何事にも偏ることのないように、水の漂うがごとく。
ひとところに留まらずに常に変化を心がけましょう。
何かひとつの事に心が偏ると、その他のことに気が向かず、そこが無防備になり、不意を突かれやすくなります。
完璧な業務プロセスや組織、システムなどないのですから、常に改善し、変化させていかないと、すぐに死角ができてしまいます。
「五輪書 水之巻 心持の事」
心の持ちようは、常とかわることなかれ。
常にも、兵法の時にも、少しもかわらずして、心を広く、真っ直ぐにして、きつくひっぱらず、少しもたるまず、心の偏らぬように、心を真ん中に置き、こころを静かにゆるがせて、そのゆるぎのせつなも、ゆるぎやまぬように、よくよく吟味すべし。
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