情報セキュリティで重要なのは、機密性と可用性のバランス

美味しい水をお探しですか？
定額制だからお水は使い放題！全て“月額料金”にコミコミ！
利用料金は業界最安値！

情報セキュリティというと、サイバー攻撃や情報漏洩を防ぐ「機密性」のことを考えることが多いが、実は情報セキュリティには「完全性」「可用性」がある。

特に機密性と可用性はトレードオフの関係にあるため、両者のバランスが重要とされる。

いうなれば、機密性は防御で可用性は攻撃だ。

サイバー攻撃や情報漏洩は重要ではあるが、これに偏り過ぎて可用性を損なうとDX推進の足枷となりかねない。

一方、DX推進で情報の利活用ばかりに気が取られ、サイバー攻撃や情報漏洩を起こしては信頼を失う。

言い換えれば、許可された人が、必要な時に必要な情報を許可された範囲で用いることができるような環境を整備すること。

許可されない人が情報にアクセスできないように、また、許可された人でも必要ではないときには情報にアクセスできないように。

情報セキュリティはリスクドリブンで考えるが、忘れてならないのは「リスクはゼロにはならない」ということ。

リスクアセスメントによって、どこまでならリスクを受容できるか。経済合理性を欠かない範囲で適切な対策を考える。

想定されるリスク損失以上に、リスク対策費を投じるのは無駄になる。

このときに自社の都合だけではなく、あらゆるステークホルダを考慮して考えなければならない。

「リスクはゼロにはならない」とすれば、立場や役割によって機密性と可用性がバランスするポイントは異なる。

全体としてどこでバランスさせるべきか、ステークホルダとの会話が必要だ。

例えば、サイバー攻撃のリスクをゼロにしようと思えば、外部からのアクセスを一切遮断することになる。しかし、それではサプライチェーンで情報共有を前提とする「繋がる工場」は不可能になる。

どんなに鉄壁の防御態勢をしいても、攻撃しなければ得点して勝つことはできないのだ。

恐れ戦いて後ろに下がっての防御は防御のための防御でしかなく、攻撃に転じるためには勇気を持って前に出て防御しなければならない。

最強の情報セキュリティは機密性と可用性が一体となった攻防一体型だ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●企業システム戦略　五輪書　水之巻　三つの受けの事
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

一、（左の）太刀で敵の目を突くようにして、（右の）太刀で敵の太刀を自分の右へ引き流して受ける。

二、（左の）太刀で敵の右の目を突くようにして、（右の）太刀とで相手の首をはさむようにして受ける。

三、（左の）短い太刀で入るには、敵の顔面を突くようにして入り込む。