企業システムにも「あっ！と驚くようなUX」を

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みなさんは「TBWA HAKUHODO」のホームページをご覧になったことはあるだろうか？見たことのない方は、まず訪れてみて欲しい。

どうだろう？あっ！と驚いただろうか？

私は長年インターネットで沢山の企業サイトを訪れるが、この企業サイトに訪れたときは正直、驚いた。やられた！こんなデザインもありなのか！？

いつもは企業サイトを訪れても、トップページあたりの最新情報を流し読みして数クリックするとサイトを離れるのだが。。。

気が付けばサイト内をうろうろしてかなりの滞在時間を過ごした。どんな会社なのか？どんなビジョンなのか？どんなオフィスなのか？

？？？と次々と好奇心を刺激されて、全てが新鮮な体験だった。（”見難い”という体験も含めて）

昨今、インターネット上には様々なサイトがあふれていて、どれもこれも同じ、大した違いはないと感じている人も少なくないだろう。

そういった中で（良くも悪くも）「あっ！と驚くようなUX」を体験するとついつい引き込まれてしまう。

そう、この「あっ！と驚き」そして「ついつい引き込まれてしまう」という状況を作り出すことで、さまざまなページに誘導して情報を伝えることが可能となる。

社内の業務システムと同列に比べることはできないとしても、多少なりともこういった要素を取り入れてデザインすることは有意だろう。

見た目の斬新さで「あっ！と驚くようなUX」を体験できれば、日常的な退屈な作業が楽しいものになるかもしれない。楽しく作業できれば生産性も向上するはずだ。

使いやすさという点で「あっ！と驚くようなUX」を体験できれば、作業のストレスが軽減される。そうすれば、疲労も少なくなるだろう。

こうした体験を通じて「もっと作業をしたい」と思ってもらえれば、社員満足が向上し、結果的に業務品質も向上する。

システムが使われないとか、作業ミスを減らせとか、作業効率を向上せよとか言うだけでは思うように改善が進まない。

社員が日常的に触れる業務システムのトップページからの動線で、刺さる「あっ！と驚くようなUX」を体験してもらうことで、次のDXなどの施策も活きてくるというものだ。

DXで製品やサービス、プロセスの変革がしたければ、まずは、社員のUXから変えてみてはどうだろう。

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●企業システム戦略　五輪書　水之巻　面をさすという事
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面（おもて）とは顔面のこと。顔面を刺すということは、敵と相対した時、常に、敵の顔を我が太刀先で突くように心がけることである。

顔を突けば、敵の身体はのけぞる。敵をのけぞらせることができれば、いろいろと勝てる策がある。