五輪書

小手先のデジタル活用を積上げても、変革「DX」には至らない

秋猴(しゅうこう)の身とは、手を出さぬという気持ち。敵へ身を寄せていく時、少しも手を出す心無く、敵が打つ前に、身体を早く入れてしまうこと、何事においても小手先はだめ。小手先のデジタル活用を積上げても、身を入れて抜本的な取り組みが無いと変革「DX」には至らない。
DX

営業DXのROIは?コスト削減や人員削減というKPIでは語れない

日本企業のDXは8割がレベル2未満、5割がレベル1未満となっている。取り組めていない項目は、KPI評価の仕組みや投資意思決定、予算配分の仕組みが1位 特に営業DXはこの取り組みが難しく、かつ重要な分野になる。ここをしっかりと押さえてマネジメントサイクルを回しつつ継続的に改善できる組織能力(DXガバナンス)があるか否かが、大きな差になる。
兵法

複雑で多様化する顧客ニーズには、シンプルな基本要素の組み合わせで対処する

色や光などひとつひとつは単純でも組み合わせにより多様に変化する。翻って、複雑で多様化するニーズには、シンプルな基本要素の組み合わせで対処するとよい。例えば、モジュラーデザインとマス・カスタマイゼーション。あるいは情報処理の入力・処理・出力。
DX

DX人材不足なら補充すればよい!?そもそも何故、人材不足になったのだろう。。。

DXブームに乗り遅れないために問題となるのがDX人材不足だ。DX人材に限らず「不足」なら「補充」すればよいという短絡的な発想ではなく、人材不足になった真因を掘り下げて、経営戦略を踏まえた人材戦略を立て、「仕組み」を整備する必要がある。
プロジェクト管理

WBSはアウトプット(成果物、目的)から考える

WBSの検討において、まずリーダがすべき重要なことは作業(手段)を考えることではなく、アウトプット(目的)をしっかりと決めること。WBSはチームを動かすための重要なツールであり地図であるから、それによりメンバーは地図を辿ることで確実に目的地までたどり着くことができる。
五輪書

しっかりとした目的意識を持って取り組めば、継続的改善につなげることができる

打つとあたるは違うもの。どのような効果が出たとしても意図せずに、たまたま得られた効果であれば、それは「あたる」ということ。「打つ」というからには意図を持って、しっかりと行動すること。たとえ思ったような成果があがらなくても、意図して行動した結果であれば、その原因を分析して継続的に改善することができる。
兵法

正攻法をもって相対し、臨機応変に奇策を使って勝つ!

大抵の戦いは、正攻法をもって相対し臨機応変に奇策を使って勝つ。したがって、うまく奇策をつかう組織は行き詰るところがない。まずは正(基本)がしっかりしていること。その上に奇(応用)を臨機応変に使えるのが強い組織、強いシステムである。そのようなアーキテクチャを設計すること。
レガシシステム

我が社の特徴!が歪みを生んでいないか?一度、標準に立ち返り歪みを正してみては

DXの推進に伴いレガシシステムをパッケージで刷新する企業が増えている。その場合、パッケージの標準機能に業務を合わせる「Fit to standard」を採用するのなら「我が社の特徴」(歪みや非標準)を推し過ぎないことだ。まずは標準に合わせることで歪みを正すこと。
DX

横展開の進め方でまず話すべき利害関係者は?イノベーター理論に学ぶ

DXに限らず、新しい業務プロセスや仕組み(システム)、ツールなどを社内外に横展開するのはなかなか難しいものだ。横展開をスムーズに進めるために利害関係者に対してどのように話を進めるべきか、マーケティング戦略におけるイノベーター理論が参考になる。
三十六計

失敗が判明したら力の残っているうちに速やかに撤退して起死回生の一発逆転を狙う作戦

明らかに失敗だとわかったらダラダラと続けるのではなく、力の残っている間に全面的に撤退して起死回生の一発逆転を狙う作戦。完全に力を失うまで続けるのは敗北だが、意図して撤退するのは敗北ではない。最後の最後で形勢逆転も十分あり得る。