アーキテクチャ

孫子

形(体制やアーキテクチャ)を極めれば、無形(形にはまらないこと)に至る

どのような形(体制やアーキテクチャ)が良いかを日々考えて試行錯誤した結果、最終的に極めてしまえば無形、すなわち「形にはまらないこと」ということになる。どんなに理想的な形であっても、その形にはまらず適時、柔軟に形を変えて対応することが重要である。
孫子

課題の全てに一度に備えようとせず、分割して集中せよ!

様々な課題に対して、その全てに一度に備えようとすれば、注意力が散漫になり力が分散されてしまう。結果的に、課題に振り回されて何一つ解決できない状況になる。むしろ、課題を小さく分割して、一つの課題に集中することで大きな力となる。一つの課題に全員で立ち向かえば解決も早い。
五輪書

システム構成には5つあり、上中下は基本、左右は応用

システム構成には5つあり、上中下は基本、左右は応用。構成を5つに分けるとも、いずれも企業価値向上を目的とするもの。システム構成自体には拘らないこと。構成は状況に応じて利に従い柔軟に変更させる。極意に言う最善の構成は中段(基幹)にあると心得るべし。
三十六計

システム内部の変更を安全に行うは、ユーザから分からないように密かに行うべし!

システム内部のちょっとした変更が、全てユーザに影響が及ぶようでは混乱を免れない。表向きには何も変わったように見せて、その裏で密かにシステム内部の変更を実施するほうが混乱が少なく安全に行える。そのためにはユーザーインターフェースと内部処理を疎結合にするアーキテクチャを採用すると良い。
五輪書

変化に適応しやすいアーキテクチャ

VUCAの時代、変化に適応できなければ生き残ることが難しくなっています。では、変化に適応しやすいアーキテクチャとはどのように考えればよいでしょうか。剣豪「宮本武蔵」は五輪書の中で、有構無構(構えがあって、構えがない)という考え方を説いています。