宮本武蔵

五輪書

真に強力なシステムは環境変化に即応して、個々の要素が独立して自在に動くことができる

市場や競合相手の出方に応じて、組織体制を整えてビジョンと戦略を示したら、後は個々人が自律的に動いていけるような経営を「アメーバ型」経営と言う。このようなシステムを採用している指揮者のいないオーケストラとしてオルフェウス室内管弦楽団も有名である。
五輪書

変化に柔軟に適応するには、まっすぐでバランスの良い姿勢(体制)から

様々な変化に柔軟に適応するには、まっすぐでバランスの良い姿勢を保つ必要がある。バランスが崩れ左右どちらかに重心が傾けば、反応が遅れたり、けがをしたりする。また、偏った方に気が撮られ平常心を失う事にもなる。常の身を戦いの身とし、戦いの身を常の身とすること肝要である。
DX

基幹システムをDXする秘訣を「五輪書」地・水・火・風・空の五巻に学ぶ

基幹システムをDXする秘訣は「五輪書」地・水・火・風・空の五巻に学ぶことができます。「地の巻」で基本となるところを明確にし、「水の巻」で心構えや姿勢を示し、「火の巻」で実践的なノウハウを整理し、「風の巻」で他社とのベンチマークをして、最後に「空の巻」で道を究めるのです。
五輪書

日々、忙しい中でも心の持ち方について道理を極め、不動の心を持てるように十分な工夫が必要

自分とは全く正反対のこともよく知り、相手の立場に立って物事を見、水のように心の内、濁らず、広く、広い視野で考えることが大切。知恵も心も切磋琢磨して、損得や善悪をわきまえ、さまざまな道を知ること。日々、忙しい仕事に追われている中でも、心の持ち方について道理を極め、不動の心を持てるように十分な工夫が必要。
五輪書

システム障害時の心構えで一番重要なのは、平常運転の時と変わらぬ「平常心」で臨むこと

システム障害時の心構えで一番重要なのは、平常運転の時と変わらぬ「平常心」で臨むこと。宮本武蔵は五輪書の水之巻で、平常心とはどのような心の持ち方かを「水」を手本に説明しています。きつくひっぱらず、少しもたるまず、心の偏らぬように、心を真ん中に置き、こころを静かにゆるがせて、そのゆるぎのせつなも、ゆるぎやまぬようにと。
五輪書

技術だけでなく「道」を磨くこと

世の中には様々な技術があります。しかし、技術だけを磨いてもビジョンを達成することは難しいものです。宮本武蔵は五輪書の中で、様々な「道」を広く知れば通じるところがある。いずれにしても人間として、夫々の道をよく磨くことが肝要だと言います。
五輪書

道を究めるために大事な5つのこと

宮本武蔵は兵法の道を究めるために大事なことを5巻(地の巻、水の巻、火の巻、風の巻、空の巻)にまとめた「五輪書」を著しました。三百年以上も前に書かれた兵法に関する本ですが、道を究めるために大事なこととして普遍的なところがあり、経営や人生の指南書として愛読されています。もちろん、企業システム戦略を究めるにも役立ちます。
五輪書

良い仕事、良いシステムを確保するための心得を大工に例えてみると

良い仕事、良いシステム、業務品質を確保するには、どのようなことを心得ておけばよいでしょう。それを大工さんの仕事に例えて著したのがこの節です。武蔵は、最後に帳尻合わせだけするような仕事のやり方ではなく、本質的にまっすぐであることインターフェースをしっかりとることを心得ると良いと言います。
五輪書

プロジェクトマネジャーが要員管理で心がけるべきことを大工の統領に例えると

プロジェクトマネジャーが要員管理で心がけるべきことを大工の統領に例えると、生産性の高いチームを作れるには個々人の力量を知り、仕事内容に応じて使い分けること。そしてチームに良い仕事をしてもらうには、何事も気をゆるめず大切なところを知ること、個々人の気力を見きわめチームに勢いをつけるということ、そして無理を心得ることが大切である。
DX

DX、変革の笛吹けど踊らず

経済産業省では、経営者が率先垂範すべき事柄を「デジタルガバナンス・コード」としてまとめています。経営者がこれを実践すればDXの変革は進むでしょうか。「笛吹けど踊らず」にならないのでしょうか。宮本武蔵は五輪書の中で、法は将がおこない、卒も知るべきことと言います。