雑記帳

DX

残念なPoCにしないために一番大事なこと

「残念なPoC」にしないために一番大事なことは、「きっちりとけりをつける」ことだ。PoCは単なる「お試し」ではない。結果が失敗であれ成功であれ、次の戦略に結び付けていかなければならない。その為の知見を得ることである。そのためには、どういうけりをつけたいのか目的を明確に持つ必要がある。
レガシシステム

要注意!レガシ刷新でガバナンスが後退する恐れ

レガシシステムを刷新して新しいシステムに移行する時に注意しなければならないのは、これまでに蓄積されてきた失敗から学んだ業務ノウハウだ。 その業務ノウハウを失えば、ガバナンスが後退する恐れがある。守りが手薄になれば、攻めに転じるどころではなくなってしまう。
プロジェクト管理

プロジェクト管理は変革であっても普段通りに歩めばいい

プロジェクト管理は決められた期限までに成果を出さなければならないと肩に力が入りやすい。そうして一足飛びに成果を狙ったり、浮足立ったり、必要以上に身を低くして構えたりしても良い結果にはつながらない。むしろ、普段通りに歩めばいい。妙案とは、そうした日常の中から生まれるものだ。
DX

奇策!レガシ撤退の混乱を避けるーレイヤードアプローチ

ユーザ業務の混乱を避けつつ、お荷物となったレガシから撤退するには、レイヤードアプローチが有効だ。ユーザから見える表の部分と裏で動く仕組みの部分をレイヤーに分けて、表の部分を変えずに裏の仕組みだけを撤退させる。表の部分は業務の混乱を避けつつ、少しずつ変化させる。
DX

ITガバナンスの実現に向け、皆がシステム監査について知るべき理由

これまでシステム監査はシステム監査人だけが知っているもので、監査対象は情報システム部門が主体であった。しかし、これからはDXを全社・全員で推進していくにあたり、皆がシステム監査について知っておくことで、ITガバナンスの実現に寄与することができる。
DX

【混乱は変革の母】意図的に混乱を起こし一度、不安定な状態に置くこと

大きくルールや仕組みを変える時に大小の差はあっても混乱は必ずあるもの。より大きな変化に対しては、混乱も大きくなりがち。しかし「混乱は変化の母」と捉え、うまく魚(目的)を捕まえること。あえて混乱を起こし安定状態から一度、不安定状態にしてしまうということで変化を促進することができる。
DX

営業DXのROIは?コスト削減や人員削減というKPIでは語れない

日本企業のDXは8割がレベル2未満、5割がレベル1未満となっている。取り組めていない項目は、KPI評価の仕組みや投資意思決定、予算配分の仕組みが1位 特に営業DXはこの取り組みが難しく、かつ重要な分野になる。ここをしっかりと押さえてマネジメントサイクルを回しつつ継続的に改善できる組織能力(DXガバナンス)があるか否かが、大きな差になる。
DX

DX人材不足なら補充すればよい!?そもそも何故、人材不足になったのだろう。。。

DXブームに乗り遅れないために問題となるのがDX人材不足だ。DX人材に限らず「不足」なら「補充」すればよいという短絡的な発想ではなく、人材不足になった真因を掘り下げて、経営戦略を踏まえた人材戦略を立て、「仕組み」を整備する必要がある。
プロジェクト管理

WBSはアウトプット(成果物、目的)から考える

WBSの検討において、まずリーダがすべき重要なことは作業(手段)を考えることではなく、アウトプット(目的)をしっかりと決めること。WBSはチームを動かすための重要なツールであり地図であるから、それによりメンバーは地図を辿ることで確実に目的地までたどり着くことができる。
レガシシステム

我が社の特徴!が歪みを生んでいないか?一度、標準に立ち返り歪みを正してみては

DXの推進に伴いレガシシステムをパッケージで刷新する企業が増えている。その場合、パッケージの標準機能に業務を合わせる「Fit to standard」を採用するのなら「我が社の特徴」(歪みや非標準)を推し過ぎないことだ。まずは標準に合わせることで歪みを正すこと。