雑記帳

DX

基幹システムは道筋を知って扱うことで自由になる

基幹システムは企業にとって太刀であり、その道筋を知って扱えば自由になる。五輪書の中で宮本武蔵は 「太刀の道筋を知ると言うのは、二本の指で振る時にも、どのように振るべきかをよく知っておけば、自由に振れるものだ。 早く振ろうとするから、太刀の道筋に逆らって自由に振れなくなる。」と言う。
DX

全社統一プロセス、灯台下暗しになってない?

全社統一のプロセスや仕組みを構築するとしたら、やはり気にかかるのは本社から離れた遠方の事業所だろう。本社のやり方とは違うローカルルールというのが少なからず存在する。ただ、各地域のことは分からないけど、本社のことは十分わかっているという灯台下暗しになってない?
DX

製造業はBOMと在庫、基本的仕組みを研ぎ澄ませ!

昨今、DXとか変革とかで新しい価値を創出するために変わらなければという圧力が強いようだ。しかし、変わるためには相応の危険が伴うもの。その危険に対する耐性を高めておかないととんでもない大怪我をする。例えば、製造業で言えば「BOM」や「在庫管理」だ。
DX

組織構造を変えるリスクと変えないリスクー「状況に応じて利に従う」

システム再構築に合わせて業務プロセスを見直す場合、その業務を誰(どの部門)がやるべきかを基本に立ち返って考えるとよい。その結果、組織構造を変えるリスクが生じる可能性もあるが、変えないリスクもある。いずれにしてもリスクがあるなら、「状況に応じて利に従う」べきである。
DX

残念なPoCにしないために一番大事なこと

「残念なPoC」にしないために一番大事なことは、「きっちりとけりをつける」ことだ。PoCは単なる「お試し」ではない。結果が失敗であれ成功であれ、次の戦略に結び付けていかなければならない。その為の知見を得ることである。そのためには、どういうけりをつけたいのか目的を明確に持つ必要がある。
レガシシステム

要注意!レガシ刷新でガバナンスが後退する恐れ

レガシシステムを刷新して新しいシステムに移行する時に注意しなければならないのは、これまでに蓄積されてきた失敗から学んだ業務ノウハウだ。 その業務ノウハウを失えば、ガバナンスが後退する恐れがある。守りが手薄になれば、攻めに転じるどころではなくなってしまう。
プロジェクト管理

プロジェクト管理は変革であっても普段通りに歩めばいい

プロジェクト管理は決められた期限までに成果を出さなければならないと肩に力が入りやすい。そうして一足飛びに成果を狙ったり、浮足立ったり、必要以上に身を低くして構えたりしても良い結果にはつながらない。むしろ、普段通りに歩めばいい。妙案とは、そうした日常の中から生まれるものだ。
DX

奇策!レガシ撤退の混乱を避けるーレイヤードアプローチ

ユーザ業務の混乱を避けつつ、お荷物となったレガシから撤退するには、レイヤードアプローチが有効だ。ユーザから見える表の部分と裏で動く仕組みの部分をレイヤーに分けて、表の部分を変えずに裏の仕組みだけを撤退させる。表の部分は業務の混乱を避けつつ、少しずつ変化させる。
DX

ITガバナンスの実現に向け、皆がシステム監査について知るべき理由

これまでシステム監査はシステム監査人だけが知っているもので、監査対象は情報システム部門が主体であった。しかし、これからはDXを全社・全員で推進していくにあたり、皆がシステム監査について知っておくことで、ITガバナンスの実現に寄与することができる。
DX

【混乱は変革の母】意図的に混乱を起こし一度、不安定な状態に置くこと

大きくルールや仕組みを変える時に大小の差はあっても混乱は必ずあるもの。より大きな変化に対しては、混乱も大きくなりがち。しかし「混乱は変化の母」と捉え、うまく魚(目的)を捕まえること。あえて混乱を起こし安定状態から一度、不安定状態にしてしまうということで変化を促進することができる。