三十六計

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業務要件を決める時に、周辺のキーとなる部分を決めることで、全体が決まることもある

組織にしてもプロセスにしても、要となる重要な部分が存在する。業務要件を決めるときは、その要となる部分を決めることで、おのずと周辺の業務要件も決まってくる。組織やプロセスのどこが要になっているかは、ロジックツリーやなぜなぜ分析などで因果関係を分析して、真因を探すこと。
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システム運用で現場の協力を得るには、まずキーマンを抑える

システムを導入したものの現場が使ってくれない、と運用段階で苦労するケースも少なくない。せっかくのシステムも現場が使ってくれなければ宝の持ち腐れになってしまう。そこでシステムの運用に現場の協力を取り付けるには、柱となるキーマンをまず抑えること。
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複雑で大規模なソフトウェアや課題は、全体を抑えながら小さい単位に分割して個々に取り組むとよい

複雑で大規模なソフトウェアや課題は、一気に何とかしようとしても混乱を招くだけでうまく行かないことが多いもの。そのような場合は、全体を抑えながらも、小さい単位に分割して個々に取り組むとよい。着眼大局、着手小局が重要。
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遠い将来のDXも経営改革も、身近な現場の改善から攻めてみる

DXだ、経営改革だと遠大なことばかりを言っても、結局、うまくいかないものです。それよりは、まず身近なところから、2S(整理整頓)にしっかり取り組みましょうというのも一つです。2Sと言えども立派な経営戦略につながります。例えば、在庫の整理整頓で業績回復したケースもあります。
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システム開発で成果を得るためには、徹底して最後までやり切ることが肝要

システム開発で成果を得るためには、徹底して最後までやり切ることが肝要である。システム開発が完了して少し軌道に乗って成果が出始めると「導入成功」との評価をして、あとが続かないことがある。運用状況を定期的にモニタリングして、完全にシステムが定着して当初の計画どおり成果が得られるまで手を抜かないようにする必要がある。
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システム内部の変更を安全に行うは、ユーザから分からないように密かに行うべし!

システム内部のちょっとした変更が、全てユーザに影響が及ぶようでは混乱を免れない。表向きには何も変わったように見せて、その裏で密かにシステム内部の変更を実施するほうが混乱が少なく安全に行える。そのためにはユーザーインターフェースと内部処理を疎結合にするアーキテクチャを採用すると良い。
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あえて情報を錯綜させ混乱を起こし、その隙に乗じて目的を達成する

人間のコミュニケーション・システムは脆弱なもの。ノイズによって、アウトプットが大きく左右される。いろいろな情報が錯綜すれば、何が真実か分からなくなり、行動を躊躇したり、逆に、促進したりする。そこを突いて、望む方向に相手を動かし目的を達成する。
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根本的に問題を解決したいなら、その真因を探してつぶすこと!デジタル化はそれから

釜の水を沸かせるのは薪の火力であり、燃料の薪を引き抜いてしまえば、沸騰は止まる。つまり、根本的に問題を解決したいなら、その真因を探してつぶすこと!システム化はそれから。「システム化されてないからシステム化する」ような安易な発想では真の成果は得られない。
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本気で組織やシステムを変革したいなら、まず中核部分から着手すること

本気で組織やシステムを変革したいなら、まず中核部分から着手することが重要です。枝葉末節にいくら注力しても、抜本的に変革することはできません。中核とは、各末端に指令を出す中央の核となる部分で、多くの要素に影響を与えるところです。真の中核を見極めるには、現地・現物・現実で判断することが大切です。
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わずかな労力で最大の成果を得て投資対効果ROIを最大化するには、ITをテコとして活用する

わずかな労力で最大の成果を得て投資対効果ROIを最大化するには、ITをテコとして活用します。そのためには、まず小さな改善で成果を確かめながら仕組みを確立します。そして、その仕組みを横展開するテコにITを活用します。ITを活用することで、改善が一気に加速するので、得られる成果も大きくなります。