三十六計

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目標を達成したいなら、リスクに備えて予め安全余裕(逃げ道)を用意すること

目標を達成するためにギリギリまで追い込むのは逆効果です。切迫した状況ではちょっとした不測の事態で目標が遠のいてしまします。むしろ、リスクに備えて予め安全余裕(逃げ道)を持たせることが得策です。いざというときに逃げ道があれば、心理的安全性も高くなります。
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苦手な人と上手につき合うには、有利な方向に誘導するよう接するのが望ましい

虎のように怖い、苦手な人とうまく付き合うには、力で立ち向かうのは愚策です。それよりは、うまく話をして有利な方向に誘導するよう接するのが望ましいです。相手が望んでいることがどのようなことかをあらかじめリサーチして、提示することで、相手に動いてもらうように仕向けることです。
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価値を失ったものを蘇生し、新たな価値を与える作戦

よく道具も人も使い方しだいと言われます。古いシステムなど価値を失ったものを蘇生し、新たな価値を与えることができれば、より少ないリソースで大きなリターンを得ることができます。そのためには、どの部分に新たな価値を与えることができるか、どうしたら新たな価値を与えることができるかを工夫する必要があります。
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利害関係者の真意を探って、潜在的要求を引き出す作戦

多くの利害関係者が関与するシステム開発では、なかなか真の要求を把握することが難しいことがあります。個々には真の要求であっても、利害関係者間で要求に矛盾があったり衝突があったりします。そのような時には、利害関係者の真意を探って、潜在的要求を引き出す必要があります。
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コツコツと小利を積み重ねて、大利を得る作戦

スピード重視の時代、システムを大きく一気に変えてしまいたいという気持ちもわかります。しかし、それには大きなリスクも伴います。あせらず、小さな変化を起こしコツコツと小利を積み重ねながら、最終的に大きくシステムを変えて大利を得る作戦。
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あえて部分を犠牲にし、全体の利を得る作戦

システムには、必ず、 損失(陰)の部分と益(陽)の部分や弱い部分と強い部分があります。損失を出さないようにと四苦八苦した結果、全体の益を失う恐れがあります。そのような場合、あえて損失(陰)の部分を犠牲(捨て駒)にして全体の益を確保するという作戦。
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厳しいことを言う時こそ、笑顔を見せる作戦

抜本的なプロセス改革や組織改革を伴うシステム開発では、ステークホルダー(利害関係者)に厳しいことを言わなければならないこともあります。そのような時こそ、笑顔を見せて安心させましょうというステークホルダーマネジメント、コミュニケーション管理などにおける作戦。
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組織内に争いがある場合は、静観して待つ作戦

組織改革やシステム変更では、必ずと言っていいほど衝突が起きます。ステークホルダー(利害関係者)が多ければ多いほど、利害の衝突も起きやすく調整に難航します。そのような時には、あえて動かずに静観して自然に鎮静するのを待つのもステークホルダーマネジメントにおける作戦のひとつです。
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奇襲を成功させるために、偽装工作を大々的に行う作成

奇襲作戦を成功させるためには、攻撃の意図を相手に気づかれないことが重要です。ですから、攻撃とはまったく関係の無いことを大々的に行うのです。まさか、そんなことが裏で進んでいるとは!と思わせるような、関係の無いことを大々的に展開して奇襲を成功させる作戦です。
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大きな変革の前に、まず小さな変化を繰り返す作戦

大きな変革をしようと思ったら、まず、小さな変化を繰返し起こすこと。そして、小さな変化に慣れてきたところで大きな変革に挑むこと。小さな変化を繰返し経験することで、大きな変革に対する抵抗が少なくなり受け入れやすくなるものです。