システム開発

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◆人月による見積もりの問題とは?

ソフトウェアの開発費用は、『作業時間=人月(5人で2ヶ月なら10人月)』に単位金額を乗じて決める。つまり、製造コストのほとんどが人件費である。その生産性は、使用する開発ツールやプログラミング言語、開発手法、人の能力などで決まる。そこに矛盾が潜む。
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◆失敗しない発注先ベンダーの選定方法は?

ハード・ソフト・業者を選択する場合、3~5社・製品を対象に比較表を作成するのが 良い。評価項目の例を示すので参考にされたい。
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◆リスクを緩和する分割契約とは?

ファンクションポイント法は、画面・帳票・ファイルをベースとするため、これがある程度判明しないと見積もりができない。仕様書を社内で作成できない場合は、まず、仕様書作成までを外部委託する。その後、画面・帳票・ファイルが明確になった時点で請負外注する。
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◆部品化や構造化での注意事項は?

システム構築にあたり、部品化・構造化は、生産性を向上させるための古くて、新しい考え方である。あらかじめ用意された部品を組合せて、システムを構築できれば、確かに早く、安くシステムを構築できるだろう。ただし、成功させるには運用における注意や工夫が必要になる。
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◆反復型開発での注意事項は?

デジタルイノベーションなど変化に柔軟に対応できるシステム開発手法として、内製化と共に「アジャイル」や「反復型」が主流になりつつある。一方、プロジェクト全体のコスト・納期・品質をコントロールするために高度なプロジェクト運営が求められる。
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◆必ず発生する仕様変更への対策は?

システム構築において、仕様変更は必ずあると考えたほうが良い。特に、既存の業務プロセスを自働化するレベルではなく、新たに業務設計から始めた、いわゆる業務改革型や創造型のシステム構築、デジタルイノベーションでは、実際の仕事に沿ってシステムを動かすリハーサルをやるまでは、想像の域を出ない。
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◆想定外の予算オーバーに対処するための方法は?

IT業界では、仕様追加による予算オーバについて、2:4:2:3の法則と言われている。当初の予算に対し2倍に膨張するが予算がないので1.5倍で手を打つという慣習。このような予算オーバーを防ぐ方法は段階的に予算を投入することです。