企業システム戦略

プロジェクト管理

◆ウォークスルー(舞台稽古)に必要な参加者は?

◆参加者は、役者・監督・スポンサ 稽古に参加するのは、役者だけでなく、監督やスポンサもいる。つまり、システムを利用する業務担当者だけでなく、職制の長や経営層なども参加して、それぞれの立場からチェックするのが理想だ。役者である、担当者は、画面...
プロジェクト管理

◆入出力情報を具体的にイメージするには?

ウォークスルーで入出力情報を具体的にイメージするために、使用する画面や帳票のスケッチは、できるだけ具体性のあるものが良い。単に枠だけの画面や帳票のスケッチではなく、実際に近いデータも表示する。
プロジェクト管理

◆業務フローをリアルにイメージするための方法は?

業務をリアルにイメージするため、業務フローは、システム化した後の、新業務フローだけでなく、従前の業務フローを併記したものが良い。新旧業務フローを比較しながら、どこがどう変わったのかを確認することで、問題の早期発見ができる。
企業システム戦略

◆改善を加速する適用拡大の方法は?

システムの適用拡大がスムーズに行かないことが少なくない。適用拡大することが目的化すると、追加改修のために多額の追加投資が必要になる。なぜ、そのままのシステムでは適用拡大できないのか、本当にクリティカルな問題であるのかどうか、経営上の目的・目標を達成する事を第一に考える。
企業システム戦略

◆投資対効果を多面的にバランス良く評価する指標は?

システム投資対効果評価で売上げ増など利益貢献することが確実である場合以外は、システム投資しないのでは会社の成長が止まってしまう。単に財務的な成果だけを評価指標としたのでは、判断を誤る恐れがある。バランススコアカードなどを利用し、多面的、かつ長期的に評価を加える必要がある。
企業システム戦略

◆投資対効果を正しく評価するには?

システムを実用開始したら、その成果を測定する必要がある。計画当初に目論んだ目標を達成できたかどうかを継続して測定するためには、どんな指標で測定するかを明確化しなければならない。例えば、バランススコアカードなどにより、財務面だけでなく多面的な評価が重要である。
企業システム戦略

◆ビッグバン/順次拡大のメリット・デメリットは?

展開戦略において、全社的かつ全業務プロセスを対象に一気にシステムの実用展開を図る「ビッグバン」方式と、まず限定的に実用化を図り、その適用範囲を順次に拡大していく方式である。どちらも一長一短あり、状況に合わせて適切な方式を選択する必要がある。
企業システム戦略

◆確実に効果をあげる実用展開戦略は?

システムを実用化し起動に乗せ確実に成果を獲得するのは、それなりに綿密な戦略が必要である。利用者の自主努力に任せておけば、自然に定着するなどというのは幻想である。利用者教育、業務への組み込み、新運用ルールの設定,キーマンの参画など工夫が必要となる。
企業システム戦略

◆安全で確実な本番移行の方法は?

運用試験の最後には本番移行が待ち受けている。全くの新規システムであれば、さほど問題も無いかもしれないが、既存のシステムからデータを移行するような場合には、周到な準備が必要である。切替時のリスクを最小にするには、工作機械の段取りの考え方が参考になる。
企業システム戦略

◆システム活用の促進に必要な教育は?

システムを構築する事で精魂尽き果ててしまい。実用開始前の教育まで手が回らない事が多い。しかし、システムは構築するのが目的ではなく、それを活用してこそ目的が達成されるものである。そのことを忘れずに、運用試験の段階で、実際の利用者に十分教育を実施しておく必要がある。