組織体制

孫子

形(体制やアーキテクチャ)を極めれば、無形(形にはまらないこと)に至る

どのような形(体制やアーキテクチャ)が良いかを日々考えて試行錯誤した結果、最終的に極めてしまえば無形、すなわち「形にはまらないこと」ということになる。どんなに理想的な形であっても、その形にはまらず適時、柔軟に形を変えて対応することが重要である。
兵法

成功するプロジェクトに勢いがあるのは、体制をしっかり整えているから

孫子が言うには、 勝者が兵を戦わせるさまが、満々と蓄えた水を千尋の谷に切って落とすような勢いがあるのは、軍形を整えているからだ。同じように成功するプロジェクトもしっかりと体制を整えているからだ。どのようなプロジェクトにしても、成否は準備段階で、ほぼ決まっている。逆に、敗者は十分な準備もせず、体勢が整っていないうちに動き始めて、その後で必死にもがく。
孫子

プロジェクトの体制で重要な2つのこと

プロジェクトの体制で重要な2つのこと。孫子は、将と法についてよく考えよと言う。将とは将軍、すなわちリーダーのこと。法とは組織統制、ガバナンスのこと。リーダーが有能であるかどうか、組織統制がしっかりしているかどうか、この2つのことは勝敗を決する重要な要素である。いずれも急には手に入れることができないもの、日ごろからリーダーの発掘と育成、組織統制の整備に努めなければならない。