2023-11

孫子

円い石が高い山から転げ落ちるような勢いを組織に与えること

組織が十分に力を発揮できるような勢いとは、円い石を先仭の山から転落させるような勢いである。円い石というのは、良く転がりもしますが、地形(状況)に合わせて、柔軟に変化することができます。だからこそ、勢いが止まらずに転がり落ちるのです。
五輪書

「顔」を突き上げ、のけぞらせて勝機をつかむ戦法

面(おもて)とは顔面のこと。顔を突けば、敵の身体はのけぞる。敵をのけぞらせることができれば、いろいろと勝てる策がある。戦いの中で、敵をのけぞらせることができれば、もはや勝ちだ。
五輪書

攻撃と守備は車の両輪、いかなる守備も攻撃を同時に考えた仕組みとすること

攻撃と防御が一体化している企業システムは、やはり強い。様々な守備のやり方はあれど、いずれも同時に攻撃のことを考えた仕組みとすること。すなわち、防御としての防御ではなく、攻撃のための防御と考えるということが重要である。
DX

組織構造を変えるリスクと変えないリスクー「状況に応じて利に従う」

システム再構築に合わせて業務プロセスを見直す場合、その業務を誰(どの部門)がやるべきかを基本に立ち返って考えるとよい。その結果、組織構造を変えるリスクが生じる可能性もあるが、変えないリスクもある。いずれにしてもリスクがあるなら、「状況に応じて利に従う」べきである。
孫子

組織に勢いを求めるとき、個々の要素が十分能力を発揮し、相乗効果を高められるようにすること

組織に勢いを求めて戦いに臨む場合、個々の要素は、まるで木や石を転がすかのように動かす。木や石というのは不安定な状況にあれば動くものであるし、円い様相であれば進むもの。そして、それらの個々の要素が相乗効果を発揮して組織として大きな力を発揮できるようにすること。
DX

残念なPoCにしないために一番大事なこと

「残念なPoC」にしないために一番大事なことは、「きっちりとけりをつける」ことだ。PoCは単なる「お試し」ではない。結果が失敗であれ成功であれ、次の戦略に結び付けていかなければならない。その為の知見を得ることである。そのためには、どういうけりをつけたいのか目的を明確に持つ必要がある。
孫子

個人の能力を適材適所で引き出し、チームに勢いをつけて勝て!

知将は、勝機を組織の勢いに求め、個人に責任を負わせない。故に、個人を適材適所に選び、組織の勢いに任せる。個々人の特性を良く見極め、適材適所に配置することで、あとは組織の勢いに任せる。統領の心がけ、チームビルディングが重要になる。
五輪書

本気で取り組むつもりなら道具に頼らず全身でぶちかませ!

本気で変革するつもりならITなど道具に頼ってばかりでなく、全身で体当たりしなければいけない。最新式のコンピュータやソフトウェアを使って、カッコよく、勝ち組みに名乗りをあげる必要はなにもない。体当たりで会社を変えるつもりなら、まず、人の問題に真正面から激突するはず。
レガシシステム

要注意!レガシ刷新でガバナンスが後退する恐れ

レガシシステムを刷新して新しいシステムに移行する時に注意しなければならないのは、これまでに蓄積されてきた失敗から学んだ業務ノウハウだ。 その業務ノウハウを失えば、ガバナンスが後退する恐れがある。守りが手薄になれば、攻めに転じるどころではなくなってしまう。