孫子

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形(体制やアーキテクチャ)を極めれば、無形(形にはまらないこと)に至る

どのような形(体制やアーキテクチャ)が良いかを日々考えて試行錯誤した結果、最終的に極めてしまえば無形、すなわち「形にはまらないこと」ということになる。どんなに理想的な形であっても、その形にはまらず適時、柔軟に形を変えて対応することが重要である。
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組織力発揮にはプロジェクト内外のどこで、いつ、何が起きているのかを掌握することが重要

戦いの場所を知り、戦いの日を知るならば、遠方でも戦うべきである。戦いの場所や戦いの日を知らなければ、大群でも組織力を活かすことができない。故にプロジェクト管理で組織力を発揮するには、どこで、いつ、何が起きているのかを掌握することが重要である
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課題の全てに一度に備えようとせず、分割して集中せよ!

様々な課題に対して、その全てに一度に備えようとすれば、注意力が散漫になり力が分散されてしまう。結果的に、課題に振り回されて何一つ解決できない状況になる。むしろ、課題を小さく分割して、一つの課題に集中することで大きな力となる。一つの課題に全員で立ち向かえば解決も早い。
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戦わずして勝つ!極意は虚を突き、ガチンコ勝負しないこと

戦わずして勝つ!極意は虚を突き、ガチンコ勝負しないこと。思いもよらない所を進み、撤退は速やかに。相手が戦わざるをえないような、救援すべき所を攻める。人とは違う道を歩めば、戦う必要もなくなる。問題を問題と考えなければ。問題解決する必要もない。
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危険予知でリスクを回避すれば、千里の道を進んでも労しない

千里の道を進んでも労しないのは、無人の地を行くからである。情報収集により、危険予知をしてリスクを回避すれば、環境激化や問題に振り回されず、主導的な立場で、持続的成長、企業価値最大化が図れる。それが、無形。構えあって構えなし。
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システム運用は利害関係者に利があることを示し、自ら運用する方向に向かわせること

今日の情報システム構築においては、プロセスやルール・組織など、企業システムへの変更も同時に行う必要があります。このときに、利害関係者の調整を誤まると運用で頓挫します。システム運用では利害関係者に利があることを示し、自ら向かわせるようにすることが重要です。
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レビューなどで主導権を握りたければ、会議室に先に入ること

戦いを有利に進めるには主導権をとることが大事であり、主導権を握られないようにしなければならない。そのためには、先に戦地(会議室)行って、敵を待っている方が、後から遅れてきて戦いになるよりも有利だ。何事も、先手を取ることが大事。
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円い石が高い山から転げ落ちるような勢いを組織に与えること

組織が十分に力を発揮できるような勢いとは、円い石を先仭の山から転落させるような勢いである。円い石というのは、良く転がりもしますが、地形(状況)に合わせて、柔軟に変化することができます。だからこそ、勢いが止まらずに転がり落ちるのです。
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組織に勢いを求めるとき、個々の要素が十分能力を発揮し、相乗効果を高められるようにすること

組織に勢いを求めて戦いに臨む場合、個々の要素は、まるで木や石を転がすかのように動かす。木や石というのは不安定な状況にあれば動くものであるし、円い様相であれば進むもの。そして、それらの個々の要素が相乗効果を発揮して組織として大きな力を発揮できるようにすること。
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個人の能力を適材適所で引き出し、チームに勢いをつけて勝て!

知将は、勝機を組織の勢いに求め、個人に責任を負わせない。故に、個人を適材適所に選び、組織の勢いに任せる。個々人の特性を良く見極め、適材適所に配置することで、あとは組織の勢いに任せる。統領の心がけ、チームビルディングが重要になる。