孫子

孫子

用意周到の上でやるときはやる!「風林火山」

諸般の事情を知らずして契約ごとは危険ですし、現地の状況を知らずして進むことはできません。現場の声を無視して、まともな改善はできません。戦略を以って、利益を重視して行動し、分散したり統合したりして柔軟に変化すること。風林火山のごとく、やるときには素早くやる。
孫子

全てにおいて利益を得ようとすれば、そのリスクは大きく全てを失う!

戦いとは、利益もあるが、リスクもあるもの。全てにおいて利益を得ようとすれば、そのリスクは大きく、全てを失うことにもなりかねません。百里の先で利を得ようとすれば、成功率は10%で、もしかしたら全滅かもしれません。
孫子

一見、遠回りなようで、実は、そのほうが近い「急がば回れ!」

一見、遠回りなようで、実は、そのほうが近いということは、よくあるものです。遠回りをすれば不利に思えますが、これを有利にかえる。それが、”迂直の計”です。ドキュメントレビューなども一見、遠回りなようで、手を抜いてしまうこともあるが、結局はそのしっぺ返しは後半になって火を噴く。
孫子

形(体制やアーキテクチャ)を極めれば、無形(形にはまらないこと)に至る

どのような形(体制やアーキテクチャ)が良いかを日々考えて試行錯誤した結果、最終的に極めてしまえば無形、すなわち「形にはまらないこと」ということになる。どんなに理想的な形であっても、その形にはまらず適時、柔軟に形を変えて対応することが重要である。
孫子

組織力発揮にはプロジェクト内外のどこで、いつ、何が起きているのかを掌握することが重要

戦いの場所を知り、戦いの日を知るならば、遠方でも戦うべきである。戦いの場所や戦いの日を知らなければ、大群でも組織力を活かすことができない。故にプロジェクト管理で組織力を発揮するには、どこで、いつ、何が起きているのかを掌握することが重要である
孫子

課題の全てに一度に備えようとせず、分割して集中せよ!

様々な課題に対して、その全てに一度に備えようとすれば、注意力が散漫になり力が分散されてしまう。結果的に、課題に振り回されて何一つ解決できない状況になる。むしろ、課題を小さく分割して、一つの課題に集中することで大きな力となる。一つの課題に全員で立ち向かえば解決も早い。
孫子

戦わずして勝つ!極意は虚を突き、ガチンコ勝負しないこと

戦わずして勝つ!極意は虚を突き、ガチンコ勝負しないこと。思いもよらない所を進み、撤退は速やかに。相手が戦わざるをえないような、救援すべき所を攻める。人とは違う道を歩めば、戦う必要もなくなる。問題を問題と考えなければ。問題解決する必要もない。
孫子

危険予知でリスクを回避すれば、千里の道を進んでも労しない

千里の道を進んでも労しないのは、無人の地を行くからである。情報収集により、危険予知をしてリスクを回避すれば、環境激化や問題に振り回されず、主導的な立場で、持続的成長、企業価値最大化が図れる。それが、無形。構えあって構えなし。
孫子

システム運用は利害関係者に利があることを示し、自ら運用する方向に向かわせること

今日の情報システム構築においては、プロセスやルール・組織など、企業システムへの変更も同時に行う必要があります。このときに、利害関係者の調整を誤まると運用で頓挫します。システム運用では利害関係者に利があることを示し、自ら向かわせるようにすることが重要です。
孫子

レビューなどで主導権を握りたければ、会議室に先に入ること

戦いを有利に進めるには主導権をとることが大事であり、主導権を握られないようにしなければならない。そのためには、先に戦地(会議室)行って、敵を待っている方が、後から遅れてきて戦いになるよりも有利だ。何事も、先手を取ることが大事。