2023-12

DX

仕組み改善は着眼点が重要!!

トヨタ生産方式の中核を成す「かんばん」。在庫のムダを無くすためのこの仕組みはスーパーマーケットからヒントを得たという。仕組み改善では、工場とスーパーマーケットという普通では何の接点もない所に、物を無駄なく供給するための共通の「仕組み」という点に着眼できるかどうかが重要だ。
孫子

システム運用は利害関係者に利があることを示し、自ら運用する方向に向かわせること

今日の情報システム構築においては、プロセスやルール・組織など、企業システムへの変更も同時に行う必要があります。このときに、利害関係者の調整を誤まると運用で頓挫します。システム運用では利害関係者に利があることを示し、自ら向かわせるようにすることが重要です。
五輪書

システム企画は「喝(かっ)!」と突き上げ、「咄(とっ)!」と打つ

喝咄(かつとつ)というのは、こちらから打ちかかり、敵を追込んだ時に敵が再び打ち返そうとするところを下から敵を突くように突き上げて、返しで打つこと。システム企画などの立ち上げは、「喝」の一発目を大事にして、間髪いれずに「咄」と返して打つ。この心持です。
DX

基幹システムは道筋を知って扱うことで自由になる

基幹システムは企業にとって太刀であり、その道筋を知って扱えば自由になる。五輪書の中で宮本武蔵は 「太刀の道筋を知ると言うのは、二本の指で振る時にも、どのように振るべきかをよく知っておけば、自由に振れるものだ。 早く振ろうとするから、太刀の道筋に逆らって自由に振れなくなる。」と言う。
孫子

レビューなどで主導権を握りたければ、会議室に先に入ること

戦いを有利に進めるには主導権をとることが大事であり、主導権を握られないようにしなければならない。そのためには、先に戦地(会議室)行って、敵を待っている方が、後から遅れてきて戦いになるよりも有利だ。何事も、先手を取ることが大事。
DX

全社統一プロセス、灯台下暗しになってない?

全社統一のプロセスや仕組みを構築するとしたら、やはり気にかかるのは本社から離れた遠方の事業所だろう。本社のやり方とは違うローカルルールというのが少なからず存在する。ただ、各地域のことは分からないけど、本社のことは十分わかっているという灯台下暗しになってない?
五輪書

システムが古くても蓄積されたデータを再生し、活用すれば新たな価値を生む可能性がある

戦いの最中に、立場が悪くなった時や、疲れ果てたり、主戦力が衰えた時など、行き詰った時の起死回生の一手として、心臓を突く技。企業システムにおいても、システムが古くてがダメであっても、あきらめずに蓄積されたデータを活用することで新たな価値を創出できる可能性がある。
DX

製造業はBOMと在庫、基本的仕組みを研ぎ澄ませ!

昨今、DXとか変革とかで新しい価値を創出するために変わらなければという圧力が強いようだ。しかし、変わるためには相応の危険が伴うもの。その危険に対する耐性を高めておかないととんでもない大怪我をする。例えば、製造業で言えば「BOM」や「在庫管理」だ。