三十六計

三十六計

失敗が判明したら力の残っているうちに速やかに撤退して起死回生の一発逆転を狙う作戦

明らかに失敗だとわかったらダラダラと続けるのではなく、力の残っている間に全面的に撤退して起死回生の一発逆転を狙う作戦。完全に力を失うまで続けるのは敗北だが、意図して撤退するのは敗北ではない。最後の最後で形勢逆転も十分あり得る。
三十六計

大きな課題には小さな改善を連鎖的に講じて大きな成果につなげること

取り組みべき課題が大きすぎて明らかに劣勢の場合は、正攻法で攻めるのではなく、小さな作戦を次々と連鎖させて大きな勝利を得るほうが得策である。つまり、一発のホームラン、一発の右ストレートを狙うのではなく、ヒットの連続、ジャブの連続で勝つ作戦「アジャイル」
三十六計

窮地に追い込まれときの奇策が「苦肉計」自虐的態度で信用を勝ち取れ!

窮地に追い込まれ敗戦が色濃くなってきたときの奇策が「苦肉計」。 ”人間というものは自分を傷つけることはない”、と思い込む心理を利用する。この計略を成功させるには自然の流れの中で刑罰を受けるように仕向けることである。
三十六計

部門間連携や企業間連携では、正しい情報を伝達しなければ混乱は免れない

反間計は、あえて偽の情報を流し相手を混乱に陥る策略。翻って、バリューチェーンマネジメントでの部門間連携やサプライチェーンマネジメントでの企業間連携は、どんなに立派なITツール(PLM等)があっても、正しい情報を伝達しなければ、混乱は免れない。
三十六計

窮地に立たされた時、あえて無防備を装って相手の困惑を誘って打開する

手薄なときはこれをさらに手薄にすると、相手は疑いがとめどなく湧いてくる。どうしようもなく劣勢になった時は、わざと無防備を装い、困惑をさそうという作戦。攻防戦を繰り広げている時、劣勢の瞬間、さらに無防備を見せると、一瞬、攻撃の気に迷いが生じるのが人情。
三十六計

女性が活躍するプロジェクトはうまくいく可能性が高い?!

勢いのある相手と正面からぶつかり合うのは愚策である。敵が強いのであれば美人を献上するのが良い。戦力の強い相手ならその将軍に狙いを定めて計略を放つ。敵の弱点を突けば局面を打開して生き残ることができる。プロジェクトも女性が活躍するような環境であれば、うまくいく可能性が高い。
三十六計

状況に応じて一旦は縮小後退して、後に勢力を拡大する

劣勢であったり、力が均衡しているとき、無理に勝とうとするよりは、一旦、負けておき、反撃するほうが得策である。危ないと思ったら、すぐにブレーキを踏んで減速し、タイミングを見て加速するということが素早く柔軟にできるシステムは最強である。
三十六計

物理的なリソースの限界は、仮想化や組み合わせテクニックで突破せよ!

物理的なリソースの限界を突破し、より大きな成果を狙うには、仮想化や組み合わせテクニックが有効である。さまざまな場面で勢いを高め優勢に見せかければ、弱小の戦力でも強大に見せることができる。雁が空を飛ぶ姿を見るがよい。翼をいっぱいに広げて意気盛んな様を示しているではないか。
三十六計

ビジョン達成に向けて戦略を実行したら、退路を断って後戻りできないようにする

崇高なビジョンや目標に向かって上ってもらうには、そこへ向かう梯子、即ち、戦略が信用に足るものでなければなりません。その梯子を上っていけば、落ちずに到達できそうだという道筋、それが戦略です。そして、梯子を上りきってビジョンを達成したら、後戻りできないように梯子を外してしまいましょう。
三十六計

要求分析で真の要求や隠れた潜在的要求を引き出すには、愚を装うことも有効

要求分析で真の要求や隠れた潜在的要求を引き出すのは難しい。本音を言わないという事もあるが、当の本人さえも気が付いていないことがある。いざ要求が現実になってみて初めて真の要求や隠れた潜在的要求に気がつくこともある。そのような時には、愚を装うことも有効である。