五輪書

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変化に柔軟に適応するには、まっすぐでバランスの良い姿勢(体制)から

様々な変化に柔軟に適応するには、まっすぐでバランスの良い姿勢を保つ必要がある。バランスが崩れ左右どちらかに重心が傾けば、反応が遅れたり、けがをしたりする。また、偏った方に気が撮られ平常心を失う事にもなる。常の身を戦いの身とし、戦いの身を常の身とすること肝要である。
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日々、忙しい中でも心の持ち方について道理を極め、不動の心を持てるように十分な工夫が必要

自分とは全く正反対のこともよく知り、相手の立場に立って物事を見、水のように心の内、濁らず、広く、広い視野で考えることが大切。知恵も心も切磋琢磨して、損得や善悪をわきまえ、さまざまな道を知ること。日々、忙しい仕事に追われている中でも、心の持ち方について道理を極め、不動の心を持てるように十分な工夫が必要。
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システム障害時の心構えで一番重要なのは、平常運転の時と変わらぬ「平常心」で臨むこと

システム障害時の心構えで一番重要なのは、平常運転の時と変わらぬ「平常心」で臨むこと。宮本武蔵は五輪書の水之巻で、平常心とはどのような心の持ち方かを「水」を手本に説明しています。きつくひっぱらず、少しもたるまず、心の偏らぬように、心を真ん中に置き、こころを静かにゆるがせて、そのゆるぎのせつなも、ゆるぎやまぬようにと。
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変化に柔軟に対応できるシステムのあるべき姿は、水に学べ!

不確実で先の読み難いVUCAの時代、変化に柔軟に対応できるシステムのあるべき姿は水に学ぶこと。宮本武蔵は五輪書の中で、その点を「水之巻」として著しました。二天一流(二刀流)は型に囚われない、状況に応じて柔軟に変化する姿勢を水を手本にしています。
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戦いに勝つには「拍子」を知ること

戦いに勝つには「拍子」を知ることが重要です。戦いの中で拍子は常に変化しているもので、変化するのが当然です。その変化に柔軟についていくことが拍子を乱さないことです。あるいは、逆の拍子で意図的に拍子を乱してみるのも手です。拍子をつかむためにBIツールによる分析が有効です。
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技術だけでなく「道」を磨くこと

世の中には様々な技術があります。しかし、技術だけを磨いてもビジョンを達成することは難しいものです。宮本武蔵は五輪書の中で、様々な「道」を広く知れば通じるところがある。いずれにしても人間として、夫々の道をよく磨くことが肝要だと言います。
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いざという時、持てる能力は全て役立てたいもの

二兎を追うものは一兎も得ずの常識を覆した 二刀流。持てる武器は全部使いたいという 宮本武蔵 と 大谷翔平 選手には共通点を感じます。企業システムには、人もの金を中心にいろいろな経営資源、リソース(能力)があります。せっかく持てるそれらのリソースを、いざという時、状況変化や事業領域などに応じて余すことなく役立たせることが重要です。その為には、日ごろから実践的に使いこなせるように 修練しておく必要があります。
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道を究めるために大事な5つのこと

宮本武蔵は兵法の道を究めるために大事なことを5巻(地の巻、水の巻、火の巻、風の巻、空の巻)にまとめた「五輪書」を著しました。三百年以上も前に書かれた兵法に関する本ですが、道を究めるために大事なこととして普遍的なところがあり、経営や人生の指南書として愛読されています。もちろん、企業システム戦略を究めるにも役立ちます。
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良い仕事、良いシステムを確保するための心得を大工に例えてみると

良い仕事、良いシステム、業務品質を確保するには、どのようなことを心得ておけばよいでしょう。それを大工さんの仕事に例えて著したのがこの節です。武蔵は、最後に帳尻合わせだけするような仕事のやり方ではなく、本質的にまっすぐであることインターフェースをしっかりとることを心得ると良いと言います。
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よく切れる道具を持ち、ひまをみてこれを砥ぐこと

その道のプロは、よく切れる道具を持ち、ひまをみてこれを砥いています。そして、道具を巧みに使いこなして様々なものを創り出します。システムにおいても同様、よく切れる道具(デジタルやIT)を持ち、保守整備(メンテナンス)をしっかり行い、使いこなしてこそ成果につながります。