システム連携は企業システム全体の大きな流れを読む！

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基幹システムの再構築では、その周辺システムの対応も重要になる。周辺システムは、基幹システムを補助し、利用者が業務をスムーズに行えるように作られているからだ。

基幹システムだけで業務が行えればよいが、利用者が日々の業務をスムーズに行うためには基幹システムだけでは不十分なことが多い。

例えば、基幹システムに発注情報を登録する前の段階で、社内外と見積調整を行うなどの業務だ。これらの業務はケースバイケースでの調整が必要となるなど、標準化することが難しく基幹システムに取り込みにくいということがある。

そのため基幹システムを再構築する場合も、周辺システムを継続して使うことになる。利用者としてもフロントエンドが使い慣れた周辺システムを継続して使用できるためシステム変更に対するストレスが少ない。

周辺システムを継続して使用する場合、既存の基幹システムから新基幹システムへと再連携が必要となる。

多くの場合、既存の基幹システムはレガシ化しており、周辺システムとの連携もブラックボックスとなっていることが多い。また、個々の周辺システムと基幹システムを直接的に連携していることも多く複雑だ。

このような状況で新基幹システムへ再連携をスムーズに行うには、システム全体の大きな流れを読むことが重要になる。

システム全体の大きな流れを読むことをせずに、従来と同様に周辺システムと新基幹システムを個別に再連携するようなことは避けたほうが良い。

大きな流れを読むことで様々な周辺システムと基幹システムとのつながりや関係性が見えてくる。それらを整理整頓すれば、どのデータ項目がどのように連携されているかがわかる。

そうすれば、システム連携ツールを使用してESB（エンタープライズサービスバス）を構築することが可能となる。ESBはシステム連携を個別のプログラムにより、PointToPointで接続する複雑性を解消し、システム間のデータ連携を一元的に管理可能とする。

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●企業システム戦略五輪書　水之巻　流水の打ちという事
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流水の打ちといい、敵と相対して競り合う時、敵が早く引こう、早くはずそう、早く太刀をはねのけようとする時、自分は身も心も大きくもって、太刀を身体よりも後にして、

いかにもゆっくりと、流れによどみのあるように、大きく強く打つこと也。この時、敵の位置をよく見分けることが肝要