システム開発

◆反復型開発での注意事項は?

デジタルイノベーションなど変化に柔軟に対応できるシステム開発手法として、内製化と共に「アジャイル」や「反復型」が主流になりつつある。一方、プロジェクト全体のコスト・納期・品質をコントロールするために高度なプロジェクト運営が求められる。
システム開発

◆必ず発生する仕様変更への対策は?

システム構築において、仕様変更は必ずあると考えたほうが良い。特に、既存の業務プロセスを自働化するレベルではなく、新たに業務設計から始めた、いわゆる業務改革型や創造型のシステム構築、デジタルイノベーションでは、実際の仕事に沿ってシステムを動かすリハーサルをやるまでは、想像の域を出ない。
システム開発

◆想定外の予算オーバーに対処するための方法は?

IT業界では、仕様追加による予算オーバについて、2:4:2:3の法則と言われている。当初の予算に対し2倍に膨張するが予算がないので1.5倍で手を打つという慣習。このような予算オーバーを防ぐ方法は段階的に予算を投入することです。
企業システム戦略

◆後工程での手戻りを防止するための取り組みとは?

フロントローディングは詳細設計や製造を始める前段階(フロント)の基本設計までに、十分な作業負荷(ローディング)をかけて、あいまいさを極力排除し、後工程での設計変更を少なくし全体のコスト・期間を短縮しようという考え方。
企業システム戦略

◆例外処理も漏れなく要求仕様化するには?

ソフトウェアに対する要求仕様は、とかくあいまいになりがちである。「質の高い仕様書」「分かりやすい表現」を心がけたとしても、いざ、蓋を開けてみると、思ったものと違う動作をするソフトウェアができてきたりする。特に、想定していなかった事態(例外)が発生した時にこういったことが起こりやすい。
企業システム戦略

◆新技術を使用する場合のメリット・デメリットは?

最近のIT革新はめざましく、次から次への新技術が出てくる。はたして、それは本当に役立つのか。その答えはYesでもあり、Noでもあるというのが正直なところだ。新技術が本当に役立つかを、自社の立場から考えなければならない。
企業システム戦略

◆適切な応答時間を設定するには?

仕様書の主な要素には、機能の他に性能がある。いわゆる、応答時間のことだ。利用者にとって応答時間は早ければ早いにこしたことは無い。ただし、それが、開発費用・期間に何の影響が無いのであれば。成果につながらないのに、高額な投資で性能を追い求めるのは無駄になる。
企業システム戦略

◆要求機能が多過ぎる場合の対処方法は?

仕様書には、要件を満足すべくシステムに対する具体的な機能や性能を決定して、明文化していくのであるが、それは、全て真に必要、かつ十分なものか。この問いかけを忘れると際限なく仕様は膨張し続ける。その結果が、開発費用の肥大、開発期間の延長に繋がる。
企業システム戦略

◆読み手に親切な分かりやすい表現とは?

ソフトウェア開発においては、「分かりやすさ」ということが重要である。分かりやすいビジョンや要件、仕様書などがそろってこそ、分かりやすいソフトウェアを開発することができる。分かりやすいソフトウェアは、保守費用も安く、環境変化にも柔軟、かつ迅速に対応できる。
企業システム戦略

◆要件を確実に伝える質の高い仕様書とは?

要件を満足するための、必要にして十分な「質の高い仕様書」とは、どんなものか。それは、要件を満足するように、コンピュータにやらせるべき「読み・書き・そろばん」が明確になったものである。特に、コンピュータに何を「書かせる(出力させる)」のかを第一に考えなければならない。