組織統制

兵法

組織を勢いつけるには、周到な準備の上に機を見て一気に発動し、統制を乱さぬこと

組織を勢いつけ発動するには、勢いをしっかり貯めて、一瞬の間に放つこと。そして、混乱しても統制を保つこと。特に大きなシステムではベクトル合わせに注力して勢いが分散しないようにすること。それにはシステムの各構成要素や機能が、最終目的に対して因果関係で連鎖している必要がある。
五輪書

真に強力なシステムは環境変化に即応して、個々の要素が独立して自在に動くことができる

市場や競合相手の出方に応じて、組織体制を整えてビジョンと戦略を示したら、後は個々人が自律的に動いていけるような経営を「アメーバ型」経営と言う。このようなシステムを採用している指揮者のいないオーケストラとしてオルフェウス室内管弦楽団も有名である。
孫子

プロジェクトの体制で重要な2つのこと

プロジェクトの体制で重要な2つのこと。孫子は、将と法についてよく考えよと言う。将とは将軍、すなわちリーダーのこと。法とは組織統制、ガバナンスのこと。リーダーが有能であるかどうか、組織統制がしっかりしているかどうか、この2つのことは勝敗を決する重要な要素である。いずれも急には手に入れることができないもの、日ごろからリーダーの発掘と育成、組織統制の整備に努めなければならない。