DX

市民開発の原動力は市民

DXの取り組みにおいて「市民開発」という言葉もよく目にする。ノーコードツールを使えば「誰でも」「カンタンに」アプリ開発ができるというが、それほどカンタンではない。市民開発を組織に浸透させ勢いを生むには市民開発者が市民開発者を生むような仕掛けが必要だ。
DX

技術偏重はダメDXの元

DXへの取り組みとしてどうしても「技術」から入ってしまう。とはいえ、技術に偏った取り組みではDXの道のりは険しい。変革には「組織と人」の問題に体でぶつかっていかなければならない。そのためには心理的安全性を高めるためにぶつかり方の練習が必要だ。
DX

「標語」は企業システムを動かす源泉

企業にはさまざまな「標語」がある。経営理念や行動規範を表したもので企業システムを動かす源泉となるが、どれくらい周知され考え方や行動につながっているだろう。標語によって「人」が動きたくなるように考察する必要がある。どのようなメリットを享受できるのか、どのようなデメリットを回避できるのか。
DX

デジタル人材育成の成否は取り組みの「粘り強さ」

ある調査ではデジタル人材育成に3年以上取り組む企業の70%以上が具体的な成果を出せずにいるという。この調査によれば。成果を出すには4つの要因があるらしい。それは経営が強く関与し、実践的教育とスキルの活用機会を与え、経営に近い評価指標で成果を測定する「粘り強い」取り組みだ。
レガシシステム

レガシシステムの延命策に潜むリスク

安定稼働しているレガシシステムを無理に再構築せず、延命策で継続使用するほうが「安全」だ。シニア人材の活用や生成AIによるソースコード解析で保守は可能。ただ、「背景や経緯」が分からず、無駄な処理の削除や新しい要件への変更が難しくなるリスクが潜んでいる。
DX

ユーザ会で他社をベンチマークせよ!

DX関連の成功事例やDX銘柄を見て、乗り遅れまいと焦っても仕方がない。まずは自社と同じ業界、同じような規模の会社をベンチマークしてみるとよい。それにはIT製品などの「ユーザ会」への参加がお奨めだ。同じIT製品のユーザ企業どうしで意見交換することができる。
レガシシステム

急場のシニア人材活用でレガシシステム延命もあり?

「2025年の崖」もう残された時間はあまりない。これからレガシシステム再構築に着手するのは手遅れの可能性もでてきた。焦って大怪我をするより、急場のしのぎでシニア人材を活用しレガシステムを延命するのもありか?今から5~10年延命できればIT環境は激変するだろう。
DX

IT経営からDX経営へーまず「人・組織」を整備すべし!

「デジタルガバナンス・コード3.0~DX経営による企業価値向上に向けて~」が経済産業省から公表された。経営者への伝わりやすさを重視した見直しが行われたという。第一に経営者に伝わってほしいのは、DXを正しく理解した上で、必要な「人・組織」を整備する点だ。
DX

DXは効果が出るまでしつこく!

DXに多額の投資をしたのに効果が出ないという経営者が少ない無い。特に作業時間削減を狙ったDXでは人件費の削減につながらないという。DXで直ぐに効果が出るという期待は甘い。浮いた時間をどのように財務諸表の数字につなげるのか長期的な戦略シナリオと適切なKPIでマネジメントサイクルを回す必要がある。
DX

DXは一過性のプロジェクトじゃない!継続的なマネジメント活動

「DXプロジェクト」と言うが、プロジェクトは一過性の活動で終わりが来る。しかし、DXの求める「変革」はそのような一過性の活動では成し得ないもの。デジタルを導入したら変革が完了するわけではなく、継続的なマネジメント活動であり、PDCAサイクルを回す必要がある。