孫子

組織力発揮にはプロジェクト内外のどこで、いつ、何が起きているのかを掌握することが重要

戦いの場所を知り、戦いの日を知るならば、遠方でも戦うべきである。戦いの場所や戦いの日を知らなければ、大群でも組織力を活かすことができない。故にプロジェクト管理で組織力を発揮するには、どこで、いつ、何が起きているのかを掌握することが重要である
プロジェクト管理

プロジェクト計画は、まずスコープを決める!

プロジェクトを立ち上げる時、成功するプロジェクト計画を練っていくポイントは、まずスコープを決めること。スコープが決まれば、リソースやスケジュールなどが考えやすくなる。そして、スコープ拡大のリスクに備えリソースやスケジュールに安全余裕を設けること。
五輪書

まず一つのやり方の極意を会得して確実にものにするために鍛錬すること

世の中には様々なソリューションややり方(方法論)があふれている。まずは、その中の一つのやり方の「極意」を会得してものにするには、よく学び、よく鍛錬し、よくよく稽古する必要がある。一つのやり方を確実にものにすれば、他のやり方にも応用が利くようになる。
プロジェクト管理

標準とレビューに基づくプロジェクト品質の安定化と向上

不確実性の時代、ソフトウェア開発プロジェクトは多くの危険にさらされている。標準をプロジェクト活動の基軸とし、チェックリストを使用した上流工程からのドキュメントレビューにより、 危険予知を組織的かつ効果的に行うことで、プロジェクト品質の安定化と向上が図られる。
孫子

課題の全てに一度に備えようとせず、分割して集中せよ!

様々な課題に対して、その全てに一度に備えようとすれば、注意力が散漫になり力が分散されてしまう。結果的に、課題に振り回されて何一つ解決できない状況になる。むしろ、課題を小さく分割して、一つの課題に集中することで大きな力となる。一つの課題に全員で立ち向かえば解決も早い。
五輪書

システムの核となるコンセプトは象徴的な言葉で後世まで伝えよ!

システムは時々刻々と変化し、利用者も変わってゆく。むしろ、環境変化に合わせて変わってゆかなければならない。しかし、核となるコンセプトは象徴的な言葉にして後世まで伝わるようにしなければならない。時間経過とともにコンセプトを見失えば、そのシステムの正しい運用が難しくなる。
ソフトウェア

あらゆる要件の組合せを想定せよ!

要件を整理する段階でどれだけの組合せを想定できるかが、その後の成否を大きく左右する。「あらゆる要件の組合せを想定」するのは、実はそれほど難しもなく、特別な能力が必要なわけでもない。要件を5W2Hで整理して、これらのケースに条件成立と不成立のケースを掛け合わせればよい。
プロジェクト管理

愚を装って有効な提案を引き出せ!

エンンジニアやコンサルタントの方々といっしょに仕事をする時は、彼らの知見を活かした有効な提案を引き出したいもの。それには検討の視野を狭めないよう、様々なケースを考えてもらえるように働きかけることだ。「我が社」の方針ややり方にあまりこだわらないほうが良い。
プロジェクト管理

システム開発で第二ステップという考え方

システム開発の稼働開始予定が決まっていて遅れが許されないにもかかわらず、開発規模が膨れ上がって稼働開始予定までに完了しないというような状況では、第二ステップという考え方がある。システムの機能を「必須」と「必須ではないもの」に仕分けして、後者を第二ステップとして追加開発することを考える。
ソフトウェア

◆アジャイルなウォーターフォールのすすめーアジャイルに向けて

現在、ASDの適用率も10%以下である。いずれも成功事例として注目を集めているものの、実際に適用するとなると様々な障壁に直面する。また、新しい方式が全ての環境下で、全ての問題を解決できるわけではない。実際にやってみなければわからないことも沢山ある。それでも改善への一歩を踏みださなければ、明日はない。“障子を開けてみよ、外は広いぞ”(豊田佐吉)