プロジェクトの成功の鍵を握る、ひとつの大きな要因はリーダです。すぐれたリーダがいれば成功の確率はぐっと高まります。そのすぐれたリーダに必要な条件、あるいは資質が5つあります。
孫子は始計篇で、将軍は智、信、仁、勇、厳の5つの条件を兼ね備えた者でなければならないと言う。
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孫子の兵法 始計篇 その5 将とは、智・信・仁・勇・厳なり
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「将とは、智・信・仁・勇・厳なり」
将軍は、智、信、仁、勇、厳の5つの条件を兼ね備えた者でなければならない。
孫子は、戦いの前に戦況を見極めるための重要な要素の一つとして、”将”、将軍、リーダを挙げました。ここでは、もう一歩踏み込んで、どんなリーダが優れているかを具体的に示したものです。それが、智、信、仁、勇、厳の5つです。
智は、知力
単なる知識人というだけでなく、先見の明、洞察力、判断力など高次元の情報処理能力をも意味します。勝つためには、勝てるような状況を見極めよというのが孫子です。
信は、信頼
兵や配下の信頼を勝ち得ていないリーダは可哀想なものです。
時に裸の王様になってしまったりします。誰もそのようなリーダにはついていきませんから、組織を統制して、機動力を発揮することなどできません。
仁は、仁徳
人に対する思いやりや優しさです。
強くなければ生きていけない、優しくなければ生きていく資格がない。
暖かみのあるリーダでなければ、人はついていかないですね。特に失敗したり苦しんだりしている時に、配下を思いやる心です。
勇は、勇気
いざという時に、自ら馬を駆り、弓を取って、先陣を切るような勇気。
これがなければ、組織の信頼を得られないものです。また、面子やプライドに拘らず、引く時は引く、留まる時は留まる、そういった勇気も必要です。
知力を用いて、勝算が無いと分かったら時期を見合わせる勇気。それを、蛮勇だけで突き進んでは、大切なものを失うだけです。自らリスクを取れる胆力と言っても良いでしょう。配下がすっかりお膳立てをしてリスクを取り除かなければ、決断ができないようなリーダでは、心もとないです。
厳は、威厳
時に優しく、時に厳しく。威厳を保たなければ、信頼も得られません。
ただ優しいだけで、舐められているようではリーダの資質無しです。本当のチームワークや和というものは、馴れ合いの中には生まれません。厳しい中に思いやりがあってこそ。
仲良しクラブでは、いざという時に統率がとれません。
このように、リーダ、リーダ・シップが如何に大切かは、古今東西、このテーマの文献や伝説など枚挙にいとまがありません。また、多くの企業でもリーダ・シップ研修等を実施しています。
さて、あなたの所属する組織のリーダは、智、信、仁、勇、厳を備えていますか?
智、信、仁、勇、厳を兼ね備えたリーダになれますか。
リーダと資質のミスマッチ、マッチが、組織の状況に影響を与えることが良く分かりますね。それぞれの組織のリーダを良く観察して、智、信、仁、勇、厳 をみてみましょう。経営戦略、業務改革、情報戦略などなど、上手く行くかどうかを占うには、その組織のリーダをみてみるとよいのではないでしょうか。
それで、もしリーダが智、信、仁、勇、厳を備えていなかったらどうするか。
難しい問題ですね。リーダを代えるか、リーダを教育するか。。。
そのどちでもないケースの組織が、アメーバ型組織でしょうか?中枢神経機能のないシステム。指揮者のいないオーケストラ。これは、もう少し研究が必要なテーマです。
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