ついうっかり、訓練メールは「慣れ」にご用心！

　先日、ベテランのシステムエンジニアが標的型攻撃メールの訓練メールを受信し、

　なにげに添付ファイルを開いてしまうという事態になりました。

　昨今、このようなセキュリティ訓練を行っている企業も少なくありません。

　しっかりとセキュリティ教育なども受け、日ごろからセキュリティ意識が高い
　ベテランのシステムエンジニアでも　ついうっかり

　訓練だったので大事にはならなかったのですが、一歩間違えば

　セキュリティ事故です。

　本人によれば、最近、似たような訓練メールや似たような本物メールを多く受信しており
　今回も、なにも考えずにうっかり　と開いてしまったとのこと。

　そう、訓練が失策を誘発したような感じです。

　Yesを連発すると否定的な質問にも　つい、Yesと言ってしまうという

　あれです。

　昔、これを利用したひっかけクイズが流行ったのを覚えているでしょうか。

　例えば、「シャンデリア」と１０回言ったあと。

　毒リンゴを食べて死んだのは？

　つい、シンデレラと答えてひっかかってしまう。
　（正解は、白雪姫）

　【ひっかけ】10回クイズ200問！

　人間の脳の癖でしょうか。

　同じようなことが繰り返されると　つい、思考がそちらに引っ張られるという。

　訓練メールも内容を考慮しないと　ほんとに標的型攻撃メールを受信した時、

　ついうっかり　を誘発しては　せっかくの訓練が逆効果です。

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　兵法三十六計　勝戦の計　第一計　瞞天過海
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　瞞天過海　　天を瞞(あざむ)いて海を過(わた)る

　何度も同じ行為を繰り返して、
　敵がそれを見慣れて警戒心を懐かなくなるようにし、
　敵の油断を招く作成