企業システム戦略

◆適切な応答時間を設定するには?

仕様書の主な要素には、機能の他に性能がある。いわゆる、応答時間のことだ。利用者にとって応答時間は早ければ早いにこしたことは無い。ただし、それが、開発費用・期間に何の影響が無いのであれば。成果につながらないのに、高額な投資で性能を追い求めるのは無駄になる。
企業システム戦略

◆要求機能が多過ぎる場合の対処方法は?

仕様書には、要件を満足すべくシステムに対する具体的な機能や性能を決定して、明文化していくのであるが、それは、全て真に必要、かつ十分なものか。この問いかけを忘れると際限なく仕様は膨張し続ける。その結果が、開発費用の肥大、開発期間の延長に繋がる。
企業システム戦略

◆読み手に親切な分かりやすい表現とは?

ソフトウェア開発においては、「分かりやすさ」ということが重要である。分かりやすいビジョンや要件、仕様書などがそろってこそ、分かりやすいソフトウェアを開発することができる。分かりやすいソフトウェアは、保守費用も安く、環境変化にも柔軟、かつ迅速に対応できる。
企業システム戦略

◆要件を確実に伝える質の高い仕様書とは?

要件を満足するための、必要にして十分な「質の高い仕様書」とは、どんなものか。それは、要件を満足するように、コンピュータにやらせるべき「読み・書き・そろばん」が明確になったものである。特に、コンピュータに何を「書かせる(出力させる)」のかを第一に考えなければならない。
レガシシステム

ああ無情!?メインフレーム撤退

レガシシステムの代名詞のように 言われることの多い メインフレーム そのメインフレームから撤退を 宣言したメーカのNEWSを見ました。 そのメーカのマシンを使うユーザは 既存システムを別のインフラに 移行しなければなりません。 それは、決し...
企業システム戦略

◆要件定義はどこまでやればよいか?

要件定義は、最初にして最重要な作業であるので、これに時間をかけて、じっくりと取り組むべきである。しかし、それは、ダラダラとやれば良いというわけではない。8割の要件が確定すれば、ほぼ目的を達成することができる。
企業システム戦略

◆複雑な要件を整理する時のポイントは?

人間系と機械系を合わせたシステムとしての全体系に対して、儲けるための「要件」を、じっくりと、知恵を絞って考えなければならないと述べたが、考えれば、考えるほど難しくなってくる。複雑な要件を整理するときには「シンプル・イズ・ザ・ベスト」の考え方で行うのが良い。
企業システム戦略

◆確実に効果を得られる要件とは?

システムが備えておかなければならない「要件」とは、いったい何であるかを考える時の基本は、「それで、いくら儲かるか」である。ここでいう「儲かる」というのは、直接的に利益を生む出すだけでなく、利益に繋げるための要件も含まれる。
企業システム戦略

◆要件の妥当性を検証するには?

情報処理をITでスピードアップすると、Whenが変わり、それが顧客満足や競争力強化に繋がる、本当にそうだろうか。それで、本当に儲かるのか、ここを5回の「なぜ」を繰り返して、シナリオの因果関係を検証する必要がある。
企業システム戦略

◆情報処理の基本とは?

情報処理の基本は5W2H。5W2Hとは、Who、When、Where、What、Why、How,How Muchのことである。システムに対する要件は、これで全て記述することができる。何故なら、「ITの本質」で述べたように、情報処理は「読み・書き・そろばん」だから。