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◆ハードウェアの見積もり妥当性をチェックするには?

システム開発

◆オーバースペックなハードウェア
 システムは、ハードウェアとソフトウェアから構成されおり、ハードウェアは、同時利用人数、利用回数、データ量などによって性能が決まり、それが価格に比例する。同時利用人数が5人、利用回数が1日に数回、データ量が数万件のシステムに、はたして高価なサーバやデータベースソフトが必要だろうか。これらを、前もって明確にしておくことで、不必要に高いハードウェアを購入する必要がなくなる。

 考えてみてほしい、最近の市販パソコン10万円程度のものでも、性能は20年前の大型汎用コンピュータを遥かにしのいでいる。昔は、その非力なマシンで、生産管理のオンライン・システムを動かしてきたのである。

 また、大型コンピュータと異なり、今のパソコンは、簡単に、しかも、格安で性能をアップすることができる。データが増加して、応答時間が遅くなってから、メモリなどを追加しても遅くは無い。

 データベース・ソフトにしても、最初から高価なものを使用するより、これも、データ量や利用人数、頻度の増加に合わせて、グレードアップすべきである。最近では、無償でも、商用品に、ひけを取らないオープンソースのデータベース・ソフトもある。

 後で、データベース・ソフトを簡単に取り替えることができるようなプログラムの作り方はある。とにかく、有名な商用品は、ライセンス料が高く、利用人数分必要になるため、それだけで数十~百万円にもなってしまう。信頼性やサポートは、必ずしも金額に比例するとは限らない。

 信頼性の面では、ハードウェアを2重化する対策も、良く業者が提案する。同じものが2セット売れるのだから、2度おいしいというわけだ。ホストコンピュータを否定し、ダウンサイジングさせておきながら、信頼性の確保のために、同じものを2セット用意しましょうというのだから理解に苦しむ。1秒たりとも止まっては困るようなシステムは、そんなに多くはない。

 そもそも、そのようなぎりぎりの設計で、システムを構築することが、ハイリスクであり、「自動化の落とし穴」にはまってしまうのである。システムは機械系と人間系の混在系であり、万一機械が止まっても人間系で業務が継続できるようにシステム全体を設計すればよい。例えば、その日にやるべき仕事の作業指示を、毎朝、端末で確認するよりは、前日に確認するようにすれば、システム停止時の業務停滞リスクが緩和される。実際、それでも十分な場合が多い。

 ちょっと、近所へ買物に行くのに、ベンツを買うようなマネは、避けたいものだ。

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