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◆瑕疵とは?その対応方法は?

システム開発
◆瑕疵
 検査の結果、要求事項に対して正しく作業されていない点については「瑕疵」として、業者に是正を要求する。すなわち「瑕疵」とは、欠陥のことである。この場合の是正作業に要する費用は、基本的にベンダの負担、すなわち無償となる。その為、業者としては、瑕疵であることを簡単には認めないことも少なくない。場合によっては、瑕疵であることを発注側である我々が証明しなければならないこともある。その時に重要になってくるのが、要件定義書や要求仕様書の明確さや、設計書及びプログラムとのトレーサビリティである。

 また、受入検査では発見できなかった瑕疵については、先に述べたように瑕疵期間内であれば検収後でも無償で是正を要求できる。発見した「瑕疵」及び「瑕疵と思われる不具合」は、全てリストアップし、優先順位を付しておく。この優先順位は、もちろん、システム構築の目的に照らして考える。ただし、この優先順位は絶対的なものではなく、業者と調整の上、是正に時間を要するものは代替案を考えるなどした上で、是正処置によるシステム実用開始の遅れによる機会損失との相対的な評価により、最終的にいつまでに是正するかを決定する。

 欠陥は、もちろん業者側の責任には違いないが、そのことにこだわって、全ての欠陥が是正されなければ検収しないという考え方では、本来のシステム構築の目的を達成できなくなる。今日のスピード経営において、100点満点主義を押し通していては、事業環境に対する機会損失によるリスクの方が大きい。是正が完全に処置されるころには、すでに市場競争から取り残されているのでは本末転倒である。ここは冷静にリスク評価をして妥当な線で、妥協するのが得策である。とりあえず、実用開始に必須の欠陥のみに絞って是正し、残りは実用開始してから是正するよう、後回しにしてはいかがだろう。

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