企業システムの開発や運用には様々なスキルが必要です。DXでは全社員をデジタル人材にするためにリスキリングを経営施策としている企業もあります。しかし、付け刃のようなスキルでは生兵法は大けがの元。リスキリングで学んだスキルを血肉とし、結果をだすための取り組み姿勢とはどのようなものかわかりますか?その答えを、宮本武蔵は「五輪書 水之巻 後書き」に記しています。
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五輪書 水之巻 直通の位という事、後書
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以下に、五輪書に書かれている「後書」を紹介します。
これは、そのまま企業システム戦略を練る上での心構えにもなるものです。
じっくりと味わってみてください。
「直通(じきつう)の心は、二刀一流の真実の道をうけて伝えるところである。
よくよく鍛練して、この兵法を身につけることが肝要である。口伝。
右書き記したのは、二天一流の太刀筋をこの巻にのべたものである。
兵法において太刀をとり、人に勝つには、まず五つの基本形である、五方の構えを知り、
太刀の道を覚えて、全身が柔らかになり、心のはたらきが出て、道の拍子を知り、
自然に太刀を使う手も冴えて、身も足も心のままに、自由となるにしたがって、
一人に勝ち、二人に勝ち、兵法の善悪がわかるようになり、
この書の中に著してある項目を一つ一つ稽古して、敵と戦い、次第次第に兵法の利を会得して、絶えず心にかけて、急ぐ気持ちにならず、機会あるごとに、太刀に手を触れてその”徳”を覚え、どのような人とも打ち合って、その心を知り、
”千里の道も一歩ずつ”運ぶのある。
焦らず気長にかまえて、この兵法を修行することは武士の役目だと心得て、
”今日は昨日の我に勝ち”
”明日は下手の者に勝ち”
”後には上手の者に勝つ”
と思い、この書物の通りにして、少しも脇道へ心が逸れないようにすることである。
たとえ、どれほどの敵に打ち勝っても、習ったことに背くようであれば、それは決して真実の道ではない。
この利が心にうかべば、一人で数十人にも勝てる心がまえが分かる。
しかる上は、剣術の智力によって、多数の兵法も一人の兵法も会得すべきである。
千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とする。
よくよく研究すべきものである。」
いかがでしたか?
”千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とし”、
”千里の道も一歩ずつ”、
”今日は昨日の我に勝ち”
というのは、すごいですね。
毎日、毎日、鍛錬し、必ず、昨日よりも今日と前進し、千日、万日を一歩ずつ進んで千里の道を行くのであれば何事も成すことができるでしょうね。
10時間/日x1000日(約3年)で、1万時間
これはその道のプロとなり一流となるのに必要な時間だそうです。
STUDY HACKER
1万時間の法則とは? 努力を続けるのに本当に必要なこと
そして、万日は30年です。 30年やれば極意も会得できそうな気がします。
ちなみに、私は学生時代に空手道の黒帯初段を約3年(2時間/日x1000日)で取得しました。その後、40年以上続けていますが社会人になってからは練習量が全く足りず、とても一流にはなれず、極意も会得できませんでしたが。一方、企業システムに関しては、8時間/日x1000日(約40年)でかなり極意に近づけたような”気がします”。。。
実際には、一歩進んで2歩3歩下がって、なかなか前に進めないのが現実ですが。。。
それでも、安易に手法やソリューションをどこからか持ってきて、”生兵法、怪我の元”となるよりはましですね。
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