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勝算があるなら素早く動くこと!

孫子

DXではアジャイルによる取り組みが推奨されています。アジャイルとは、俊敏にPDCAサイクルを回すという趣旨です。デジタル技術を活用した変革では不確定要素が大きくなります。計画の精度を上げるために時間を費やすより、まずは動いてみてその結果を評価しフィードバックして、また考えるというスタイルがうまくいく可能性が高いと言われています。兵法においても同様の趣旨のことを孫子が話しています。

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孫子の兵法 作戦篇 その1 兵は拙速を聞くも
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兵は拙速を聞くも、いまだ巧の久しきを賭ざるなり。」


 戦いは、多少の不十分なところがあっても速く決着をつければ成功するが、これまで、時間をかけた戦いが成功したのは知らない。

 なぜか。

 兵を動かすには膨大な資金が必要である。

 例え勝ったとしても、戦が長期化すれば、戦力が消耗し士気も低下する。

 長期間、戦場に兵を張りつけておけば国の財政は危機となる。

 こうして、戦力が消耗し士気が衰え、国の財政が危機となれば、周辺の諸国は、この隙につけこんで攻め込んでくるだろう。


 組織をあげて、何かを行おうというのであれば、昔も今も、戦争であっても、経営改革であっても、組織には、それなりの負担がかかるものです。

 いつまでも、細かいところに凝って、長期間に及んでも、組織は疲弊するし、財政は危機となり、ろくなことはありません。

 それよりは、多少不十分なところがあっても、素早く動いて、結果を出すほうが良いのだということです。


 これと似たような言葉が、トヨタにあるそうで、カイゼンは巧遅より拙速と言うそうです。

 「カイゼンは巧遅より拙速」行動が遅いと外されるトヨタの厳しさ

 情報システムの構築にしても、要件定義であれこれと詳細にこだわったり、考えをめぐらせてばかりで、時間だけがむなしく過ぎていくということがあります。

 そのような時は、やはり「拙速」です。

 ただし、一つ気をつけなければ、ならないのは、単なる思い付きで、手っ取り早くやればよいということでは、ありません。しっかりと考え、決まったところは、レビューをして、適宜、確認を怠らないことが重要です。(勝算が無いのはダメなのです。)

 トヨタには、「5回の”なぜ”で、真因を考える」という言葉もあります。

 普通は、なぜなぜ分析を3回くらいまでやればいいところで、それより深くは考えません。それを、5回も繰り返せというのです。しかも、時間をかけずに、速くです。

 脳みそから汗が滴り落ちるくらい、毎日毎日、頭を使っていて、思考停止などしている余裕はありません。

 ここまでやるからこそ、カイゼン病と称されるほどになるのですね。

 さらに大切なのは、しっかりした大義名分(ビジョンや目的)です。これがなければ、単なる稚拙なもぐらたたきです。トヨタで言えば、「ジャスト・イン・タイム」「自働化」でしょう。


 企業システムでも、情報システムでも、”DX””DX”、”改革””改革”とかけ声だけ大きく、明確なビジョンや指針も無しで、大した議論も、実践もできず、個別最適の細かい仕様(枝葉)に拘って、時間だけダラダラと浪費した挙句、組織が改革に疲れて”思考停止状態”に陥ってしまう。そんなことのないようにしなければなりません。

 情報システムの要件定義においては、こちらに書いておきましたので、ぜひ、ご一読下さい。
 ◆要件定義はどこまでやればよいか?

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