高額なソフトウェアライセンスはどうしても購入数が絞られます。
その数少ないライセンスを有効利用するためにフローティング方式というのがあります。
ライセンス数をサーバで一元管理し、使用時にライセンスを払い出し、使用が終われば、ライセンスを解放するというもの。
同時に使用できる人数はライセンス数分になりますが、利用者数には制限がありません。常時使用する必要が無ければ、多くの利用者でソフトウェアを共用できます。
ところが、同時使用する人数がライセンス数を超えると後から使用する人は、他の人が使用を終え、ライセンスが解放されるのを待つことになります。
この状態がライセンス数不足です。
ライセンス数不足を解消するには、ライセンス数を追加購入する必要があります。
どれくらいの数を追加購入すれば待ちが解消されるのかを検討する為に、毎日、どれくらいの人がライセンス待ち状態になったのかを監視しています。
ライセンス待ちの最大数分、追加購入すれば待ちはゼロになります。しかし、これは多分に無駄になります。何故なら、常時使用する必要が無いので少し待てば済む話です。また、常時使用できるという事は、常時未使用があるという事です。
時には、作業を終えた後に使用したままの状態にしている人がいることもあります。ログから、頻繁に朝から夕方まで使用する人は、時々、使用実態をフォローします。
多くの場合は、ライセンスの解放を忘れているのですが。。。
いわゆる”使いっぱなし”です。
このような地道な監視を経て、どれくらいの数を追加購入すれば、利用者がストレスなく共同利用できるのかを見極めるのは、悩ましいものです。
毎朝、一斉に全員がライセンスを争奪し、その後は、誰も使わないというような働き方では、ライセンス数を最適化できません。それこそ、働き方改革して負荷を平準化する必要も出てきます。
トヨタのカイゼンでも、平準化はムダ取りの有効な手段とされていますね。
あるいは、稼働率が下がってもライセンス数を多目に追加購入して毎朝、一斉に作業を消化したほうが
経営効率がよいのか。例えば、
1ライセンスを1時間ずつずらして10人で10時間使し、稼働率100%の場合、
2ライセンスなら同時に2人使用可能10人で5時間、稼働率は50%
追加購入のライセンス料に見合うだけのリターンを生むことができるのか。大げさに言えば、経営戦略や情報戦略にまで、遡って考える必要が出てきます。
世の中には1ライセンス数十万円もするERPやCAD、PLMなどがあります。10人分で数百万円です。単なるイライラ解消のために投資できる金額ではないですよね!
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