複雑で大規模なソフトウェアや課題は、全体を抑えながら小さい単位に分割して個々に取り組むとよい

三十六計

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仮道伐鯱(かどうばつかく)

道を仮(か)りて鯱(かく)を伐(う)つ

攻略対象を買収等により分断して各個撃破する作戦、いったん同盟して利用したものも後には攻め滅ぼす。

大国に挟まれていて今まさに一方の大国から攻められようとしている小国があるときは、すぐさま救援の名目で出兵し、兵を常駐させて小国をこちらの支配下におさめること

言うだけで行動が伴わなければ、信用されない。

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より


対象を小さい単位に分割して取り組む作戦です。


いきなり大風呂敷を広げては、見通しも難しく戦いも長期化しやすいものです。そのうち、内外からの信用も失ってしまいます。

小さい単位に分割して、一つずつ取り組んでいけば、確実に成果を出していけるでしょう。とはいえ、闇雲に目先の小さいことばかりにとらわれるのも得策ではありません。


着眼大局、着手小局”の諺にあるように、小さく分割着手する前には、最終的な目標として全体を大きく把握しておくことが必要です。


大局観なしで、目先の小さいことだけに取り組むのは、いわゆる局所最適に陥ります。

かといって、全体最適に拘っては、総論賛成でも、いざ具体的な行動に移すとなると、どこから手をつけてよいのか分からず、なかなか前に進むことができません。

大局と小局のバランスを常に図りながら、確実に一歩一歩進むのがよいと思います。


企業システムを改善するときも同じです。

最終的に、どのような形に変えていくのか全体像を描きながら、実際に改善を加えるのは、小さい単位に分割して取り組むのです。

ただし、必ずしも小さい単位で逐次的に改善する必要は無く、場合によっては同時並行的に改善してもよいでしょう。

同時並行的にある範囲を一気に改善しないと都合が悪いこともあります。

例えば、人事制度やグループウェアなどのインフラです。投入するリソースやリスクを考慮して、横展開を図っていけばよいと思います。


ソフトウェアの世界では、このように問題を極小化するために構造化オブジェクト指向が考えられてきました。最近では、サービス指向とも言います。

いずれも、問題を小さい単位にまとめて、それぞれを疎結合しておき変更をしやすくするアイデアです。

その昔は、GoToという命令が煩雑に使われ、1万行もあるコード全体が複雑に絡んでいた時代もありました。

個々のモジュールやオブジェクトやサービスが独立し、疎結合されていれば、取り組む対象を局所化できます。

これを利用することで、開発もインクリメンタル反復して行うことができます。


反復型開発で誤解があるのは、反復することで永久にスコープが肥大し、プロジェクトを制御できないのではないかというところです。

しかし、”着眼大局、着手小局”ですから、際限なくスコープが肥大化するわけではありません。


ウォーターフォールのように、要件定義、設計、製作、試験を、常にシステム全体を対象に取り組みのではなく、全体を、小さい単位に分割して、要件定義~試験までを反復しましょうということです。


この場合、レビューの質も異なってきます。

ウォーターフォールでは、上流の成果物を100%に近づけるために、漏れや抜けが無いかチェックします。理想は、次工程に行く前にはリスクゼロであることです。

しかし、反復型では、漏れや抜けがあること前提で進めるので、レビューでは、漏れや抜けによるリスクを確認します。

もちろん、スコープ肥大のリスクも常にレビューが必要になります。これらのリスク管理を怠ると、反復地獄に陥ってしまいます。

反復開発では、動くコードを書くことが第一義なのですが、むしろ、ウォーターフォールに比べて、レビューも頻繁に反復し、こまめにリスク管理を行う必要があります。

XPでは、これをペア・プログラミングで実施します。

つまり、2人でコードを書きながらレビューするわけです。顧客もフルタイム参加でのレビューが求められます。

この考え方を企業システムにも応用すれば、組織やプロセスを小さい単位に分割し、それぞれの権限と責任を独立させ、疎結合の状態で相互・反復作用しながら、組織全体のアウトプットが出せるように再設計します。

ここでも、利害関係者によるフルタイムのレビューときめ細かいリスク管理が重要になってきます。

疎結合なリアルタイム・コミュニケーションによる、コラボレーションが、キー・ファクターです。
TwitterやFacbookを企業内で活用する場合もあります。


注意しなければならないのは、単に組織を小さく分割しただけで、権限と責任が曖昧で、互いに依存関係が強いと事態が複雑になってしまうということです。

互いに責任を押し付け合い、業務遂行や問題解決が遅れます。

ちょうど、昔のGoTo命令が多用されたコードのようなものです。これでは、小さい単位に分割していても、モグラ叩き状態に陥り、全体の改善につながりません。




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