企業システム戦略研究会

DX

「5割がDXを外注」は危うい?

DXでは設計以降のシステム開発を5割の企業が外部委託しているという。最近、DXは内製が良いという論調もあるが、初期開発の負荷分散に外注化は有効だ。ただし、丸投げせず積極的に設計レビューなど関与し「保守性」の確保、運用保守の内製化で変化に素早く対応できるようにすることが重要だ。
孫子

計画が成功するか評価すべき7項目

プロジェクトの計画を検討・立案した後、この計画が成功するかどうか心配ですよね。孫子は、戦いに臨む時は、道・天・地・将・法についてしっかり検討しなさいと言いました。そして、勝てるかどうかは、次の7項目「主は孰れか道ある~」を評価しなさいと言います。
DX

DX人材育成は投資?いいえ経営基盤の強化です!

日本企業の開発能力費は世界的に見ても少なく、近年は低下傾向。一方で、DX人材が不足しており、DXが進まないという。能力開発への支出を人材投資と考えるからリターンを求めてしまう。DX人材を育成することが経営基盤強化であるならリターンを求めるべきではない。
孫子

要員は我が子のように良く面倒を視なさい!

部下やプロジェクト要員とどのように接するべきでしょうか。孫子は、我が子のように良く面倒を視なさい、しかし、溺愛はダメだと言います。組織運営において信頼関係を築くことは大切で、しかも、それは組織として統制が取れていること。どのような困難にも立ち向かい、命運を共にできるような信頼関係がありながら、きちんと指揮命令ができている状態。
DX

ホントに簡単?!簡単BIツール

最近、全社DX推進やノーコード開発の流れを受け、誰でも簡単に使える「簡単BIツール」がでてきている。果たして、ホントに簡単だろうか?!確かに操作は簡単だ。グラフなどの描画も簡単にできる。しかし、BIツールの本分である「分析」は決して簡単ではない。
DX

現場にいる?優れたDXリーダ!

全社員一丸となった全社DXの推進には、優れたDXリーダーの存在が不可欠。しかし一方で、業務に精通したリーダーは日常的に忙しすぎて、新しくデジタル技術に取り組む時間もないと聞く。優れたDXリーダの育成は、経営課題として取り組奈なければ全社DXは難しい。
孫子

成功を収めるのは、リーダーに先見の明があるからこそ!

大規模なチームを組んで、長期的プロジェクトを立ち上げれば、要員費用、管理費用など、1日でもかなりの出費になり、会社の内外で大騒動が起き、現場では実務に手のつかない人が沢山出ます。孫子は、それでも成功を収めるのは、リーダーに先見の明があるからこそと言う。先見の明とは、鬼神でもなく、事象や経験でもない。必ず人為的な情報収集による状況把握によるものであると。
孫子

すぐれたリーダに必要な5つの条件

プロジェクトの成功の鍵を握る、ひとつの大きな要因はリーダです。すぐれたリーダがいれば成功の確率はぐっと高まります。そのすぐれたリーダに必要な条件、あるいは資質が5つあります。孫子は始計篇で、将軍は智、信、仁、勇、厳の5つの条件を兼ね備えた者でなければならないと言う。
ワークフロー

「私じゃない!」と担当者が差戻し?

デジタルワークフローの経路設定で運用後に、組織変更や異動などで前提条件が変わり、想定外の仕様変更が発生して困惑することがあります。その具体例と対策を挙げ、経路設定時に考慮してもらうことで想定外の仕様変更を減らすことができます。
孫子

プロジェクトが失敗するときのアンチ・パターン6つ

プロジェクトが失敗する時、そこには要員に関するアンチ・パターン6つがあります。孫子は地形篇で、兵には、逃げ出すもの、気の弛むもの、落ち込むもの、崩れるもの、乱れるもの、敗北するものの6つがあり、凡そこの6つは天災ではなく、将の過ちであるという。プロジェクトの成功にとってリーダの重要な任務である、要員の多様性を見極め、特性を生かして適材適所を図る「要員管理」ができるようになります。