レガシシステムの再構築で既存機能が必要!ということになりました。
理由としては、これまであった機能だから。
業務的には確かに必要なんですね。
早速、既存機能と同様の機能を新システムに追加することになりました。
新機能が完成したので、機能試験をして問題なく動作することが確認されました。
そこで出てきた言葉が、
「誰がやるの?」
つまり、追加した機能を操作して誰がその業務をやるのかということ。
よくよく聞いてみると、確かにその業務は必要なのですが、
システム再構築と同時に、既存システムで業務を担当していた組織が無くなっていたのです!
利害関係者から消失していたのです!
当然、その業務は他の誰かがやる必要があるのですが。
新システムを再構築するときに、そのことを忘れていました。
利害関係者のリストに無いので管理対象にさえなっていなかった。
実は、今回追加した機能も、既存の組織が無くなっていたので機能が無いことも忘れていました。
きっと、既存の組織が残っていれば、機能が無いことに早く気づいていた、
というか、最初から機能リストに載っていたでしょう。
システム再構築では、論理モデルを考えるときに、既存の組織などの制約を外して
あるべき姿を考えます。
その結果、組織改廃などにより、従来あった機能や業務が忘れられるというリスクがあります。
従来の業務を担当していた 組織が無くなるために、誰も該当業務を主導しなくなることによるものでしょう。
従来の組織を制約から外してあるべき姿を考えるのは、良いことです。
しかし、誰も主導権を握らなくなることがないように、代わりに誰がやるのかをしっかり決めておく必要があります。
「誰がボールを握っている?」をはっきりさせておくのです。
これがはっきりしないまま、機能だけを開発しても
「誰がやるの?」
となっては、システムが振り回されてしまい、しっかりと運用できなくなってしまいます。
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兵法三十六計 第四計 以逸待労 – 逸るを以て労を待つ
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我が方が局面の主導権を握ることの重要性を示す。
我が動かないときに敵が動かねばならぬように仕向け、
我が少し動くときに敵は大きく動かねばならぬように仕向け、
我が主導権を握り敵を振り回すようにして
敵の兵員の疲弊と物資の浪費を誘う。
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