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PLM推進における「視点の切り替え」
― 航空宇宙・産業機械の現場から見えた、視点を180度変える突破口 ―
PLM(Product Lifecycle Management)は、企業のバリューチェーン全体を貫く“背骨”である。しかし現実には、PLM導入は設計部門からの一方向アプローチに偏り、途中で停滞する企業が多い。
私は三菱重工時代から現在に至るまでIT部門のリーダーとして、航空宇宙・産業機械のPLM導入に携わってきた。
その経験から痛感したのは、PLMは設計のためだけの仕組みではなく、現場の安全と品質を守るための仕組みであるということだ。
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●企業システム戦略 五輪書 火之巻 山海の変りという事
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敵が「山」と思えば「海」と仕掛け、「海」と思えば「山」と仕掛ける。
PLM推進も同じで、上流から押す“山”だけでは組織は動かない。
視点を180度変え、現場から引く“海”のアプローチを取り入れた瞬間に突破口が開く。
航空宇宙・産業機械における設計変更の重さ
航空宇宙・産業機械の組立製造は、一般的な製造業とは桁違いの複雑性を持つ。
- 数万〜数百万点の部品
- 多段階の組立工程
- サプライヤー階層の深さ
- S/N(製造番号)ごとの構成差異
- 認証・適合性評価の厳しさ
この世界では、設計変更(ECR/ECO)は単なる図面差し替えではなく、現場全体の段取りを揺るがす重大イベントである。
三菱重工時代にPLMを担当していた頃、現場から何度も聞いたこと。
「変更通知が1日遅れるだけで、組立が丸ごと止まるんだ」
治具の再設計、工程FMEAの見直し、サプライヤーへの変更通知、認証の再評価──
設計変更の影響は広く深い。
だからこそ、PLMは“設計情報の管理”だけではなく、変更の波を安全に現場へ届けるための“情報の防波堤”になる。
上流からの“山”だけでは、PLMは動かない
PLM導入は多くの場合、設計部門から始まる。
これは理にかなっている。設計情報は源流だからだ。
しかし、航空宇宙・産業機械では、設計主導の“山”だけでは必ず限界が来る。
- 製造現場は「また設計の都合か」と受け身になる
- 品質部門はトラブル対応が優先でPLM整備は後回し
- 調達はサプライヤー対応に追われ、PLM運用に時間を割けない
つまり、上流からの推進だけでは、なかなか進まないことがある。
武蔵は言う。
上手くいかないとき、同じ事を何度もするのはよくない。
PLM推進も同じで、
設計起点のアプローチに固執すると、必ず停滞する。
行き詰まったら“海”に転じる ― 現場からの視点が突破口になる
PLMが動き出す瞬間は、いつも“現場の成功体験”から始まる。
航空宇宙・産業機械の現場は、日々の段取り・変更・不具合対応に追われている。
その混乱の多くは、情報の断絶から生まれる。
PLMが正しく機能すると、現場の世界は一変する。
● ① 設計変更の影響が即座に分かる
- 変更履歴の一元管理
- どの工程に影響するか判明
- 作業指示書を確実に更新
これだけで手戻りが激減する。
● ② S/N構成管理が破綻しない
航空宇宙・産業機械では、同じ機種でも顧客仕様で機体の構成が異なる。
PLMがなければExcel地獄に陥る。
PLM導入後、現場の班長がこう言った。
「どの機番に何を使うか、もう迷わなくなった」
● ③ サプライヤーの図面バージョン違いが消える
航空宇宙ではTier3、Tier4までサプライヤーが連なる。
PLMで最新図面を自動配信するだけで、手直しが激減する。
● ④ 認証・適合性評価の証跡が自動で残る
航空宇宙・産業機械では、変更のたびに認証機関への説明が必要だ。
PLMはその証跡を確実に残す。
現場起点でPLMが動き出した事例
以下はネット上などで紹介されているPLM導入の典型的な事例だ。
● 事例①:主翼組立の遅延が激減
PLM導入前:
- 設計変更が現場に届くまで数日
- 古い治具で作業が進む
- 組立後に変更発覚 → やり直し
PLM導入後:
- 変更が即座に現場へ通知
- 治具・工程の変更点が自動可視化
● 事例②:顧客仕様変更の混乱が消滅
ある産業機械メーカーでは、顧客仕様ごとの構成管理がExcelで破綻していた。
PLM導入後:
- 顧客仕様ごとの構成が自動生成
- 組立現場は迷わない
● 事例③:サプライヤーの作り直し低減
PLMで図面バージョン違いを防止した結果、
作り直しコストが大幅に低減された。
視点の切り替え(山海の変り) × PLM推進
PLM推進は、武蔵の「山海の変り」を体現している。
| 戦略の型 | 山(トップダウン) | 海(ボトムアップ) |
|---|---|---|
| 構想策定 | 全体最適のPLMアーキテクチャ | 現場の困りごとを丁寧に聞く |
| 要件定義 | データモデル・BOM構造の明確化 | 現場運用に合わせた段階導入 |
| 展開 | 標準ルールの徹底 | 小さな成功体験の積み上げ |
| 定着化 | KPIで成果を示す | 現場の改善提案を取り込む |
視点=山と海 を状況に応じて自在に切り替える者が、PLM推進を制する。
まとめ:PLM推進の突破口は、現場にある
PLMが停滞する企業は、設計起点の“山”に固執してしまうことが多い。
しかし、武蔵は言う。
「山と思えば海と仕掛け、海と思えば山と仕掛ける」
PLM推進も同じで、
視点を180度変えた瞬間に突破口が開く。
- 設計から押してダメなら、現場から引く
- 現場が動けば、PLMは自然と全社に広がる
- 山と海を自在に切り替えることで、PLMは企業の背骨になる
航空宇宙・産業機械のPLMは、単なるITではない。
安全・品質・納期・コストを確保するための“戦略”の具現化である。
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