DX人材不足なら補充すればよい！？そもそも何故、人材不足になったのだろう。。。

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左近のDXブームに乗り遅れないように焦っている企業も少なくないらしい。そこで問題となるのがDX人材不足だ。どの企業もDX人材は「大幅に不足」しているという調査結果もある。

なかなかDXが進まない原因が「DX人材不足」なら、DX人材を「補充」すればよいのだろうか。

そもそも、DX人材が不足している原因は何かを掘り下げて考えてみる必要はないだろうか。「不足しているから補充する」という単純な発想では、根本的な解決にならないように思えるが。

DXは昨日今日に始まった話ではないはず。自社の経営戦略にとってDXが必要になりそうか否か、そこをどう捉えていただろうか。

自社の経営戦略上、そう遠くはない将来にDXが必要になるかもしれないと考えて、必要な人材が揃っているかどうか見通しを持っていただろうか。

その前に、自社にとってのDXとは何かを定義しておくのは当然として

これは、DXに限った話ではないはず。経営戦略と技術戦略、技術戦略と人材戦略を紐付けて考えているか。

こういうことができた上で、自社にはDXは必要ないということであれば、世の中がDXブームであろうと、DX人材が不足していると慌てる必要など何もない。

あるいは、自社の経営戦略戦上でDXが必要になる、だからDX人材を確保しておこうと動いていれば、後れをとることもない。

ましてや、DX人材の確保として社内プログラマを一生懸命育てるような愚も侵さなくてよい

○○ブームに火が付いたころに、○○人材が不足している、だから補充しようという短絡的な発想では、いつまでたっても○○人材不足は解消しない。

○○人材不足になった根本的な原因、真因を掘り下げて、経営戦略を踏まえた持続的成長のために、必要な○○人材を確保するという人材戦略を立て、「仕組み」を整備する必要がある。

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●企業システム戦略　兵法三十六計　混戦の計　第十九計　釜底抽薪
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釜底抽薪（ふていちゅうしん）「釜底の薪を抽（ぬ）く」

釜の水を沸かせるのは薪の火力であり、燃料の薪を引き抜いてしまえば、沸騰は止まる。