五輪書

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相手の身に成り代って考えてみるということ

利害関係者を理解するために相手の立場に立って考えるというのは、相手の身に成り代って考えてみるということ。単に相手の立場になったつもりではなく、真に相手の身になり替わって考えるには、具体的にリアルなイメージを描くことが必要だ。
レガシシステム

経済産業省は2025年と言うけれど、貴社の崖はいつ?

いよいよ2025年の崖っぷちが目前に迫ってきた。多くの企業は十分な備えもまだまだ。ただ、2025年と言うのはあくまで経済産業省の統計的な予測。では、貴社の崖はいつか?崖とはレガシシステムが破綻して経済的成長が失速する時だ。
DX

知財戦略、先に出すか否か?知財DXが鍵!

知財戦略では先手必勝!のイメージがある。例えば、特許は先願主義である。しかし、必ずしも先んじることが必勝であるわけでもない。すでに公開されているノウハウをもとに実用新案などを登録する、あるいは営業秘密として公開しないなどの選択肢がある。これからの知財戦略にとって重要なのは知財DXだ。
五輪書

”ここぞ!”という難所を押さえて乗り越えろ

何事にも”ここぞ!”という難所、山場がある。有能なリーダーは、難所や山場をよく知っており、ここに力を集中してうまく乗り越えるものだ。これを「渡を超す」という。これが分からないと無駄に力を使ったり、いざというときに力を発揮できなかったり、ちぐはぐな動きになる。
DX

宮本武蔵に学ぶ「変革」の心得 五輪書 水之巻 直通の位

「変革」は「物事をすべて変えて、新しくすること。」という意味がある。文字どおりなら社長も交代?ということになるが、そんなことはなかろう。「千里の道も一歩から」「今日は昨日の我に勝ち」宮本武蔵に学ぶ「変革」の心得。創業の精神、軸がブレてはいけない。
五輪書

先手を取る3パターンの方法

先手を取るには、1.自分から仕掛けて先手を取る、2.相手から仕掛けてきた後で先手を取る、3.相手と自分と同時に仕掛けた時に先手を取る、の3パターンがある。状況や利得に応じてどのパターンで先手を取るかが変わる。いずれにしても、先手を取ることが勝つためのポイントである。
五輪書

弛まぬ努力で真理を会得すれば、如何なる状況でも勝てる

真理を会得するには、一歩一歩着実に基本から。絶えず心にかけて、急ぐ気持ちにならず、”千里の道も一歩ずつ”焦らず気長にかまえて、”今日は昨日の我に勝ち”と思い脇道へ逸れないようにする。真実の道に背かず、如何なる状況へも対応できるようにする。千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とする。
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同時に複数の問題が発生した時は、問題を直列化して、ひとつずつ順番に片付ける

一人で多勢と戦う時、敵が四方からかかって来ても、一方へ追廻すような心持で敵をひとへに”魚つなぎ”にして、追いなす気持ちで切り崩す。これと同様、同時に複数の問題が発生した時は、問題を直列化し最も早く影響が出てくる問題に焦点を絞って取り組み、次、次と一つずつ問題を粉砕していく。
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システム企画は「喝(かっ)!」と突き上げ、「咄(とっ)!」と打つ

喝咄(かつとつ)というのは、こちらから打ちかかり、敵を追込んだ時に敵が再び打ち返そうとするところを下から敵を突くように突き上げて、返しで打つこと。システム企画などの立ち上げは、「喝」の一発目を大事にして、間髪いれずに「咄」と返して打つ。この心持です。
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「顔」を突き上げ、のけぞらせて勝機をつかむ戦法

面(おもて)とは顔面のこと。顔を突けば、敵の身体はのけぞる。敵をのけぞらせることができれば、いろいろと勝てる策がある。戦いの中で、敵をのけぞらせることができれば、もはや勝ちだ。