兵法

五輪書

接近戦、均衡状態を打破するには、総力を結集して一気に攻める

接近戦、均衡状態を打破するには、長引かせずに、一気にやる。販売、設計、生産が連携し、総力を結集して、一気に攻める。そのために、日頃から鍛えておく。日頃から情報共有・連携を進めて、組織間の壁を無くして風通しを良くしておくと共に、組織全体の底上げを図る。
兵法

大組織を俊敏に動かすためには指揮命令系統の整備が重要

大軍を戦闘させること、少人数を戦闘させるかのようであるのは、指令の設備(形名)がそのようになっているのである。「形名」とは、情報伝達手段、あるいは指揮命令系統のこと。システム=組織が、一糸乱れぬ動きをするには、 情報伝達がスムーズでなくてはならない。
三十六計

女性が活躍するプロジェクトはうまくいく可能性が高い?!

勢いのある相手と正面からぶつかり合うのは愚策である。敵が強いのであれば美人を献上するのが良い。戦力の強い相手ならその将軍に狙いを定めて計略を放つ。敵の弱点を突けば局面を打開して生き残ることができる。プロジェクトも女性が活躍するような環境であれば、うまくいく可能性が高い。
五輪書

標準部品を組み合わせて多種多様なニーズに対応するマスカスタマイゼーション

相手の動きに合わせて変幻自在に変わって応戦するのも一つの戦術だが、相手の動きに合わせずに、同じ形で迎え撃ち、戦果がどうなるかは、相手の出方次第という戦術もあり。製造業の世界では、マス・カスタマイゼーション/モジューラ設計と言う戦略。ITの世界ではマッシュアップやMyページ機能などがある。
兵法

【重要!】大組織の統制では、適切な粒度の組織編制とインターフェース設計がポイント 

大組織を勢いに乗せるには、まるで少人数であるかのように意のままに統制する必要が ある。そのためには組織編成が適切な粒度で分割されていること。そして情報伝達網がしっかりとして、相互コミュニケーションが十分にとれるようインターフェース設計が重要。
三十六計

状況に応じて一旦は縮小後退して、後に勢力を拡大する

劣勢であったり、力が均衡しているとき、無理に勝とうとするよりは、一旦、負けておき、反撃するほうが得策である。危ないと思ったら、すぐにブレーキを踏んで減速し、タイミングを見て加速するということが素早く柔軟にできるシステムは最強である。
五輪書

軽量システムを有機的に連合させて、全体としては大きな流れが統一されている状態が理想的

「流水の打ち」は身体の動きも心も大きくゆったりと構えて、「流れによどみのあるように」大きく強く働かせる技。軽量システムを有機的に連合させて、全体としては大きな流れが統一されている状態が理想的。 目前の火消しも大切だが、ゆったりと長期的視野に立って、火種を根本的に消すための施策を考えてみることも大切。
兵法

成功するプロジェクトに勢いがあるのは、体制をしっかり整えているから

孫子が言うには、 勝者が兵を戦わせるさまが、満々と蓄えた水を千尋の谷に切って落とすような勢いがあるのは、軍形を整えているからだ。同じように成功するプロジェクトもしっかりと体制を整えているからだ。どのようなプロジェクトにしても、成否は準備段階で、ほぼ決まっている。逆に、敗者は十分な準備もせず、体勢が整っていないうちに動き始めて、その後で必死にもがく。
三十六計

物理的なリソースの限界は、仮想化や組み合わせテクニックで突破せよ!

物理的なリソースの限界を突破し、より大きな成果を狙うには、仮想化や組み合わせテクニックが有効である。さまざまな場面で勢いを高め優勢に見せかければ、弱小の戦力でも強大に見せることができる。雁が空を飛ぶ姿を見るがよい。翼をいっぱいに広げて意気盛んな様を示しているではないか。
五輪書

市場変化に即応して勝つためには、様々な状況を想定して備え訓練しておくこと

VUCA時代、日々刻々と変化する市場に即応し勝つためには、考えなくても瞬時に動けるように様々な状況を想定し備え訓練しておくこと。技が無意識に、空(くう)の状態から、敵より一瞬後に、敵より早く、強く打つこと。これを無念無想といい、一番大事な打ちである。